PSYCHO-PASS サイコパス#19「透明な影」
北陸に人が住んでないとか!ええぇー!
世界の状況の説明が全然足りていない、ということを痛感する瞬間。
鎖国状態であるとか、人口は激減しているとか、世界中が日本以外紛争状態であるとか。
第1話から小出しにでもしておいてくれたら、また違った視点から見ることが出来たのに……。ツッコミどころも増えたかもしれませんが。
それと、ハイパーオーツについても、初期から分かりやすい伏線を張っておいてほしかったです。
とまあ、不満もいろいろありますが。それよりも、キャラクターの動きを注視して、とても楽しんで見ることが出来たので、オーライオーケイ。
槙島と狡噛の思考回路が似ていることを、こんなふうに使うあたりも、面白うございました。
つうか狡噛さん単独行動のほうが明らかに生き生きとしていて格好良いよ!
元々、仕切られるよりは仕切る性質の人間なのか。と、今さらながら。元監視官だしなあ。
それぞれがそれぞれに動いていく。
自縄自縛に陥りつつある宜野座と、水を得た魚のように(実際に得たのは水ならぬバイクですけれども)自由に動きまわる狡噛の落差が面白うございました。
それにつけても宜野座の苦労人なことよ。中間管理職の悲哀は極限に達する勢い。
職業人としてのみならず、父親との隔絶、元相棒との隔絶、朱は朱で別格の存在だし、ほんと意外と(?)孤独な人生だよな……いや実は愛され体質かもしれませんけどね!
ギノっちが堕ちたら、それはそれで燃える(&萌える)と思いますが、そんなおいしい役回りは貰えず、ギリギリで踏みとどまってさらなる貧乏くじを引く、って展開の方がギノっちらしいよね。良くも悪くもね。
再登場の雑賀の扱いも、極めて的確というか、納得のいく取り回し。
会話の軽妙さ(これがそれこそ槙島だと衒学的すぎて鼻につくんだな、個人的には)も、狡噛の吹っ切れた態度が加わって、より楽しめるものでありました。
ラストシーンがまた気になる展開で終わっているし。見ていて「えええーここで終わるんかい!」と口走ってしまうアニメは、なかなかに貴重です。
毎回、次回が楽しみ。次回が気になる。
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パズルキーホルダー、ちみキャラ宜野座。あ、これ、パズルってことは普段はバラバラにして持ち歩けば絵柄がバレずに済む!?おおおおお……いいかも。いいですね。「あ、面白そう〜ちょっと遊ばせて〜」「ヒィィィィィィ!?」まで幻視しました本当にありがとうございました。