ささみさん@がんばらない#8「戦略的孤独」

 新章突入。
 ささみさんが引きこもっているせいもあって、初期のノリに近い感じの導入でしたが、後半はさらに大きな広がりへと。
 いつものノリから始まって、これまでのエピソードを踏まえた展開へと持っていくあたり、全体としての物語がきっちり前に進んでいる感があって、好感が持てます。
 いつものノリ、と言っても、例によってかがみの空中戦はどこの最終兵器彼女あるいは納豆ミサイルっていうか納豆ミサイルの偽物っていうかオクラミサイルくらいでしょうか。何を言っているのか分からなくなってきた。
 眼福ではありました、はい。人物作画を犠牲にしてでも描きたかったんだな!それはそれで潔くてよし!

 ……しかし、作画の乱れとは別に、巨大化(肥大化)してしまったささみさんのいんぱくとは強烈であった。
 あれどっかで見たなーと思ったら映画「ギルバート・グレイプ」のママだ。リアル有り得るんだよ、うん。怖い怖い。

 後半は過去へと分け入り、本来起きてはいない、あるはずのない事件を体験する。体感する。
 しかし、傍観者だったはずの立場が暗転し……というサスペンス、定番ながら面白うございますね。

 それにしても、けっこうしつこく登場するみっちゃん(仮)って、なにげに重要人物だったりするんだろうか?
 今回語られた背景の事情は、なかなかに切なく、ぐっと来るものでしたが。これ、広がっていくのかな。いくらでも話の素になりそうな設定だし。
 設定といえば、ちらほらとほのめかされるお兄ちゃん関連のあれこれも、だいぶ気になってしょうがないんですが……そこらへんまで、アニメで描かれるんだろうか。「原作を読んでね!」になるんだろうか。

 まあ、気負わず、期待しすぎず、のんびりした気持ちで、見ていきますです。

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ささみさん@がんばらない 3 (ガガガ文庫)
 原作ではこのへんのお話になるらしい。って、あらすじやレビューを(ネタバレを見ない程度に)斜め読みしたら、けっこう枝葉の部分が違っているのかな。
 うーむむむ。原作も気になるよなあ。

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