THE UNLIMITED 兵部京介#8「超能部隊・後編 -Generation ZERO PART II-」

 遅かれ早かれ、誰にでも、ひとたびは、黄金時代は訪れる。
 それは後になってから振りかえって初めて気がつくもの。……ってなんだか青春みたいだな!

 過去編、後編。零戦との模擬戦から実際の作戦行動へとなだれ込む流れが、お約束ながらたいへん燃える楽しいものでありました。
 超能力者V.S.零戦。なんつーかいまどきベタすぎてまともに描かれることもなさそうなシチュエーションを真正面から描いてくれて、どころか目玉扱いのアクションシーンとなっていて、自分の中の男の子魂(素直にアニムスとか言え)が燃え上がりましたね!
 超能力かっこいいなー。超能力者かっこいいなー。
 そういえば小さい頃は超能力者もののマンガが大好きでした。SF原体験、かもしれない。

 ドラマ的にも、超能部隊に対して職業軍人が抱える鬱屈もきちんと織り込まれて、陰影が増していたのが良かった。さらには共闘のおまけつき。うーん楽しい素晴らしい。この後の戦争における関係の成熟が見たい、と思わせてくれる。
 超能力イルカの登場も意表を突きつつ納得のいくもので(いやまあ原作ちらほら知っているので予想は出来ましたが)絵的な美しさ含めて、もうほんとにいろいろ満足しまくりです。

 で、模擬戦にたっぷりと尺を取っていたので、あのシーンまで行くんだろうか、どうなんだろうか……と、びくびくしつつ見ていたら、ダイジェストながらしっかり描かれて、やっぱりなんつうか心臓が痛くなるな、これ。
 あれだけ美しく超能部隊の絆、兵部が懐いていく過程を描いた直後だけに、ほんとに痛い。痛々しい。
 そこが兵部というキャラクターの魅力であり、まあ、中二の真髄なところなんですけれども!

 過去回を終えて、ここからはもう兵部というキャラクターを視聴者が「知った」、「知っている」こと前提で突っ走れますね。
 さあさあ。終盤戦、どうなるか。ヒノミヤは、どう決断するか。
 楽しみです気になります。

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THE UNLIMITED 兵部京介 Character SINGLE/賢木修二 starring 谷山紀章
 しかし今回のエンディングはなんつうかその(自粛)
というわけで(?)ちゃっかりキャラソンがありますが、出番が全然見合っていない気がする賢木。このへんなら歌唱の不安はなかっただろうに。
 まあ、キャラソンとしての出来、作品とのフィッティングが良ければ、そのへんは二の次という考え方もありますね。

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