コミック『宇宙兄弟 20巻 限定版』

 DVD付き限定版、購入いたしました。
 なんかAmazonあたりではさっそくプレミア価格になっていますが、まだ探せば店頭在庫はあるんじゃないかしら。早晩消えるとは思いますが。

 とりあえず、特典について。
 DVDです。解像度はまあDVD。うちのテレビ・レコの環境だと、エンディングのスタッフロールを読むのがしんどかった。
プラネタリウムの特別プログラムが34分くらい?他に、アニメ「宇宙兄弟」の数分のPVが入っています。既存のシーンのつぎはぎですが。

 で、プラネタリウムの映像。
 まず、テレビ視聴に合わせて加工してあるのが、妙に面白かった。元来、全天型のスクリーンに投影するためのものだものね。それを意識してのレイアウトや特殊効果などもあって、ああ、プラネタリウムで見たかったなぁと。
 とりあえず、そういうことを含めて面白がることが出来るなら、見ていて特に不満は無いかと。

 内容ですが、ちょっと期待はずれ。
 基本的にTVシリーズ初期、六太&日々人誕生のエピソードや、UFOとの遭遇、それにシャロンとの出逢いなどを再構成した、いわば総集編のような作りで、肝心のオリジナルエピソード部分はほんのぽっちり。ほんのちょっぴり。
 せっかくCV:折笠富美子を配したゲストキャラの女の子も、さほどのドラマ性を持たせるわけでなく、ただ数日間を一緒に過ごした程度の扱い。
 最後のオチは、それなりに感動的に作ってはありましたが、「オリジナルストーリー」と期待して見ると、肩透かしを食らうかと。
 加藤陽一脚本なので、キャラのブレなどは皆無です。その点は安心してOK。

 とか、なんだかネガティブっぽいですが。プレ値で買うほどじゃないですよ、と伝えたいという意識も働いています。すみません。
 プラネタリウムのプログラムが収録されたという、それ自体に価値を見い出せる。そういう人向けでしょうか。私としては、じゅうぶんに満足しました。

 あ、挿入歌として1クールのOP、エンディングとして第1クールのED(映像も1クールのあれを背景・効果のみアレンジしたもの)が使われていたことは、地味に嬉しかったです。
 あのエンディングテーマは、ほんとに名曲だった。
 それと、音楽の素晴らしさをも、再確認出来ました。音響の良いプラネタリウムで見ることが出来たら、最高だったんじゃないかなぁ。サントラ、なんで単品売りしてくれないのかなぁ……。
 
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宇宙兄弟 20 (プレミアムKC)
 マケプレ値段が上昇中。しかし、まあ、「宇宙兄弟ものは細大漏らさずコンプしたい!」という人でもなければ、無理して買うことはないと思います。ほんと初期エピソードの総集編が殆どだし。プラネタリウムで見たいとは思いますが、見たら寝たかも、とも思います、ええ。

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