映画『スタードライバー THE MOVIE』

 公開からだいぶ日が経ちましたが。仕事帰りに見てきました。

 寄せ書きポスターの展示有り。舞台挨拶の時のものかな?

 レディースデーということもあってか、若い女性がやはり多かった。上映前と上映後のテンションの高さが、すごかった……上映中じゃないから別にいいんですが、少し、まわりも見ようね。「BLの場面すごかったねー!」とか興奮した声で叫ぶのは、うん、ね。

 えー。それは、それとして。
 がっつりと総集編+αな映画でございました。それはある程度知ってはいたのだけれど、完全総集編だと思っていたら、冒頭がアレだから、後半にTVシリーズ後の時間軸のストーリーがあるのか!?と無駄に期待してしまった……うう。
 まあこれは毎度のことながら予備知識を入れずに見に行くわたくしが悪いんですよ。ええ、分かっています。
 スクライドでは最後に入れていたものを、スタドラでは最初に入れてきた。と、考えると、ちょっと面白い。同じ総集編映画でも、作りはいろいろあるよねぇ。
 ……つうか、スタドラについては、あの続きが普通に見たい。見たいぞ。あのクオリティで完全新作で。

 と、ファンサービスっぷりが半端ないプロローグの後は、TVシリーズのお話を、最初から最後まで。なにしろたっぷり二時間半の上映時間。
 配分としては、主人公三人組に軸足を置いての再構成ということで、TVシリーズではそれなりに尺を使っていた綺羅星十字団側の描写は、あらかたカット。戦闘も、そこに至る経緯も、端折りまくり。若干優遇のジョージさん以外のキャラが好きな人は、覚悟が必要。
 っていうか、それが結果として、序盤から中盤でのタクトのワンパン連戦連勝の爽快感をも目減りさせてしまっているような。いやダイジェストでは描かれますが。

 四方の巫女については、だいぶ尺を取ってたっぷりと描いています。つうかミズノのあのへんを丸ごとやるとは思わなかった。いや確かにあれを飛ばそうと思ったら、全体の構成をいじくる必要が出そうではありますが、それにしても若干冗長だった気がする……。
 勿論、あの演出を再度見ることが出来たのは嬉しかったし面白かったのですが、映画館の音響で聞く電子音アラームが耳に痛くてなー。あのへん主人公三人組があんまり出なくなっちゃうのも痛くてなー。
 TVシリーズ2クール作品としては、四人の巫女の配置は、メリハリが効いていて良かったのですが。二時間半の映画となると、だれてしまうな、と。
 裏を返せば、それだけ2クール作品としての構成の完成度が高かった、ということか。

 最終決戦は演出変更の箇所あり、新カットも潤沢に、TVシリーズ最終回の補完として、堪能出来るものでした。
 やっぱりいいなあ。いいよね。地球の危機だよね。宇宙だよね。友情だよね。

 総じて、新作カットを含むアクションシーンは見てとても楽しく、大画面で堪能しました。
 ただ、やっぱり総集編は総集編。それも、主役三人&四方の巫女重視であること、構成上、恋愛要素の比重がTVシリーズよりさらに上がっていること(あまりにもキラキラした青春っぷりに中てられてしまい、終盤にかけてどんどん鬱々とした気分になりましたわりとまじで)、そのへんを承知の上であれば、上映時間の長さもあり、満足満腹できることでしょう。
 あと、新宿編はほんとにオマケなので、期待しすぎないこと、ですかね……イメージ映像とかPVみたいなもんと思うしか……。

 つうか、完全新作で新宿編、はよう。はよう。本気で見たいです。できれば映画で、最高のクオリティで!

 ……放映終了から約二年を経ての公開で、総集編。ってのが、やっぱり、肩透かしだったんだよなぁ。

 そうそう、パンフレットは、1200えん。えっ?1200えん?
 いくらなんでもボッタクリじゃないですかね!?っていうか表紙に箔押しとか特殊加工している場合じゃなくて!

 と思ったら例によって例の如く、内容はそれなり充実。キャラクターやメカニックについても、かなり濃いスタッフコメントがついていました。
 でもなあ。1200えんはちょっとなぁ。普通にムック本値段じゃないですか。
 通常版と豪華版でパンフレットを二種類作られるよりはまし、と考えるべきなのか。

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STAR DRIVER 輝きのタクト Blu-ray BOX
 映画化に先駆けてのBD-BOX。単巻にはついていなかった特典がついてるのが若干鬼畜ですが、お話の区切りに合わせて収録話の振り分けが為されているっぽいのは(最大でBD一枚に六話収録)なかなか良さげ。

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