琴浦さん#6「夏休み!」

 楽しい楽しい夏休み回ですよ。水着回ですよ。
 季節感の欠片もない、なんてことは気にしない。琴浦さんのナイスつるぺたに痺れろ。特殊エンディングに痺れろ。むしろ滑れ。

 相変わらずの森谷さんいぢりは若干気になるものの(おじいちゃんまでやってくるとは思わなかった……)、学園ラブコメとしての楽しさはじゅうぶんに備えて、定番エピソードの羅列ながら諸所にメリハリもあり、なかなかの良回でした。
 肝試し、遊園地、海に花火。青春してるなあ。

 で、本番。海でのシーンは、ほんと楽しかったです。
 水着は、それぞれにそれぞれらしくて可愛かったし。
 男衆の態度も各々そのキャラらしさ全開で、良し。っていうか室戸くんかわいいよ室戸くん。だいぶツボってますよけっこう本気で。

 琴浦さんが流されかけるシーンでは、真鍋くんが久々に格好良かったし。抱き締めかけた腕を寸止めでギリギリと戻すシークエンス。あれは、いいものだ。
 普段はエロースな妄想しまくりでも、いざとなると臆病……というより、弱みにつけこむことはしない潔さ。「女の子を大事にしている」ことの表れ。男前だなぁ。つうか真鍋くんはルパン三世レベルの男前だったのかー。
 森谷さんへの態度はまあアレですが、反面、博愛主義ではなく、琴浦さんに一途であることの証左になっているので、仕様として許容すべきかな。

 ラブラブしつつ、最終的に、友達が出来たこと、友達と楽しく過ごせたことに感謝する琴浦さんで締める、というのも美しかった。ひと夏の思い出話として綺麗な出来、でもありました。

 ……ラストの不穏すぎる母親の表情さえなければ!

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桜乃さん迷走中!(1) (まんがタイムコミックス)
 作者の別作品。会社が潰れ、社宅を追い出され、路頭に迷った若い女性が主人公……と聞くとなかなか面白そうですが、レビューを見たら、これもヒロインの性格に一癖あるようで。そういう作風、持ち味、なのでしょうね。有象無象の萌え四コマの中で、ひとつ尖るにはいいのかも。

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