Robotics;Notes#17「ロボット研究部は、本日をもって解散します!」

 ロボ部は解散します。でもロボット作るのはやめません。ロボットが好きだから?
 もっと強い動機は、おねえちゃんを越えたいから。

 これが、あき穂というキャラクターの魅力であり、欠点でもあり、「あき穂」そのものであり。
 受け入れられるかどうか、人によって差の出るところだと思います。

 倒れているロボットを見たとき、私は「これの下敷きになった昴はどれだけ怖かった、痛かっただろう」と思いました。
 ロボット(義足)の暴走で死んでしまった瑞榎を連想しました。
 ……ちなみに、原作での話になって申し訳ないのですけれど、昴の後遺症の可能性とは、それこそ義足(HUG)装着なしでは生活できなくなるかもしれない、というもの。

 ゆえに、ここで、「たおれたままのロボットがかわいそう!」という思考に辿り着くあき穂は、原作プレイ時、なかなか理解しがたくて。

 いろいろとマイルドになっているアニメでは、この違和感が払拭されるかな、と期待していたんですが、さすがにここは動かせなかったんだな。
 まあ、それがあき穂だ。日本よ、これがあき穂だ。いちど使ってみたかっただけだ。

 ラスト近く、だったらキルバラで勝負だ!で、わざと負けてあげる海翔はなかなかに男前で熱かった(ちなみに原作ゲームだとこれはミニゲーム処理で、うっかり勝つとバッドエンド行きですYO!)です。その後、大人がみんなでフォローにやってくる流れは、それよりロボ部のメンバーが来て欲しい、とか思いましたけれど。
 あのタイミングで、昴から淳和に電話が来て、ガンつく2を完成させてくれ、と言う。とか、そういう展開なら、安易ではあるけれど納得のいくものになっただろうにな……。

 ちなみに今回、だいぶ思い切って原作に手を入れてありました。これについては、賛否両論な感じでしょうか。個人的には、可も不可もなく。ああ、尺が足りないんだなぁ、と。
 ミッチーのあのシーンがカットされたのは、ちょっと残念だった。
 君島レポートNo.7の改編は、この先の展開を見てから、かな。

 いろいろと、まあ、アレですけれど。いとうかなこのEDがかかると、全部許せちゃうような気がするんだよね名曲だよね。困ったもんだ!

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 いとうかなこの歌声が持つ説得力は、何なんだろうなあ。志倉千代丸の曲のキャッチーさと、あの声が絡み合うと、ほんと何ともいえない魅力が生まれる。気がします。
 これは以前のベストアルバム。カオヘ関連楽曲多数。殊に「Desire Blue sky」が好きです。もうほんとに大好きです。歌詞もメロディもアレンジも、なにか、理屈ではないものが、すごく詰まってると思う。

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