Robotics;Notes#15「君に夢を見せてあげよう」

 いいサブタイトルだなぁ。
 けれど夢は所詮は夢。いつか醒めるもの。
 素晴らしければ素晴らしいほどに、残酷なもの。

 愛理編、でありました。わりとわかりやすく、愛理ルート。
 っていうか一話だけで納めちゃうとは思わなかった。必要十分に描かれてはいますが、もう少し余韻や、枝葉の描写が欲しかったところ。

 しかし愛理、ロリ美少女で人工知能で無邪気可愛くてCV:釘宮理恵、これだけでおなかいっぱいなのに、さらにオリジナルは病弱薄命美少女でAIは人格消滅の危機とか、どんだけ盛るんだモリモリ。
 しかもクリスマスに雪降りイベントとか、泣かせに来ているとしか思えない卑怯さであります。
 ピアノなBGMには弱いので、うっかりうるっと来ましたが……うん。あざといな。卑怯だな。

 センチメンタルな話の裏側で、けっこう重要な伏線が着々と積み重ねられています。
 君島コウという人物、瑞榎の抱くわだかまり
 なにげにミッチーがいい味を出していたりして。瑞榎との関係性は、大人らしい距離感で、見ていて興味深いというか、にやりとさせられるというか。

 全体的にあっさりとした味付けの作品であるがゆえに、こういうところでえぐみを出してくれるのは良いですね。
 そういう部分で面白さを見出していく、というのも、ひとつのスタンス。

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 第1クールのED、愛理たん無双は素晴らしかったなぁ。もうちょっと絵に力が入っていれば、なお良かったのですけれど。というか、こういう話の場合、特殊エンディングでも用意してくれればいいのに。むしろ各ヒロインルートを駆け抜けている現在、毎回特殊エンディングでもいいのに。

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