ちはやふる2#3「つくばねの」

 筑波の兄属性に、ちょっぴりキュンとしちゃったことはひみつです。

 先輩かっこいい。と、後輩が尊敬する部活ものは、爽やかでいいですねぇ。実際、かっこいいもんねぇ。みんな。

 先輩たち全員が格好良くて、頼りになって、ほんと視聴者から見ても素晴らしい「先輩」ぶりでした。中でも今回の殊勲は、やっぱり机くんでしょうか。
 オーダー表で自分の名前が書き換えられたこと、侮られたことを意に介さず、いつもの冷静な分析でもって後輩を立ててやる。冷静であっても冷徹ではない、むしろどこか暖かい。良キャラなんだよなぁ。モブ顔だけど。モブ顔だけどね。(大事なことなので)代永翼の声と演技もぴったりはまっていて、アニメで大好きになったキャラです。

 一方、次第に本気になっていく後輩ふたりもまた、真っ直ぐ可愛い「後輩」っぷり。ふたりともに曲者なのに、性根のところではすごく素直なのがポイントでしょうか。
 はやく取れるようになりたいと願い始めた自分に気がつく菫も、弟たちのヒーローであり続けるために強くなることを決意する筑波も。
 見ていて実に清々しく、眩しすぎる青春でありますよ……。

 差し込まれた宮内先生のシーンも、なんとも心温まるものでした。女帝健在なり。このキャラクターは、下手な扱いをすると、かるた部の快進撃に乗っかっただけに思われかねないところを、感情と行動の描出の巧みさでもって、とても情に篤い人物に仕上がっている。たいへん魅力的です。

 という、水沢高校の熱血部活モードと同時進行で、新の様子、詩暢の様子が描かれて、名人戦・クイーン戦への火花もじわりと。
 このへんの錯綜する人間関係、また「部活もの」とのすり合わせもまた見どころのひとつであり。
 とにかくひたすら面白くて困っちゃうレベルですね本当に。見終わると、むしょうになにか叫び出したくなる。なにか始めたくなる。そんな作品。

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ちはやふる(19) (BE LOVE KC)
 原作は12月に発売された19巻が最新。3月には20巻発売予定。ちなみに調べてみたら、2008年5月発売の第1巻は、現在18刷ですって。いやあ凄いなあ……。

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