Robotics;Notes#13「なんという狂った世界」

フラウルート突入ですねわかります。

 ガンヴァレルのサブリミナル、太陽嵐、ロボットの暴走。
 フラウのアカウント乗っ取りのくだりは、現在ツイッター廃人である私は、だいぶ身につまされました。いや怖いよね……アカウント乗っ取られて、犯罪予告とか犯行声明とか出されたら。ほんと怖いよね。
 冤罪といい、停電した東京の様子といい。
 ガンヴァレルの最終回がスタッフ込みで叩かれる様も、昨今の「なにかあったら全力で叩く」風潮そのままで、見ていてぞわぞわします。まあ、いまの気分を反映しすぎていて、近未来な感覚がいまひとつ薄かったりもしますが。
 あっさりとモノポールを加工しちゃうドクの存在こそが、近未来感。なのかもしれない。

 事態は大きく動きうねりはじめています。
 しかし、この作品、原作からの構造的なものなのでしょうがないんですが、大変なことになるのは東京が主であって、種子島に暮らす主人公達はほぼ日常を保たれているんですよね。
 ゆえに、いわゆる当事者性がどうしても薄くなってしまう。
 唯一、みさ希が住んでいる街である、という繋がりはありますが、みさ希が「あき穂&海翔の慕う存在」ではあっても「見ている者の慕う存在」ではないこと、そのあき穂と海翔に対する態度が納得できないものであることで、ヴェール一枚あいだに挟まっているような危機感にとどまってしまう。
 舞台設定、人物設定。もうひとつふたつ、前へと詰めてくれたなら。

 現時点では、そういう意味でも、フラウがほんとヒロインのポジション。なにしろ、ここまでバラバラだった話の要素を繋ぐキーとして大きく貢献する存在なので。
 役回りだけでなく、人物描写も。ネットスラングの合い間に見せるふとした脆さ、と思ったらすべてを飛ばす腐女子発言。振れ幅は激しいですが、それゆえ、中道的な主人公達に比して、より強く心に刻まれる存在となっている。
 いいキャラだなー。
 ……もう、フラウだけでトゥルールートとか、あればいいのになー。

 とりあえず次回もフラウ関連で話は進んで行く、でしょう。楽しみであります。楽しいです。
 そしてその次は昴ルートへ!……あったら、良かったんだけどなあ。わりと真面目に。

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 3月発売予定、カラコレ。ちゃんと昴がいる!いるよ!ロボ部全員+愛理、っていうスタンダード構成ですけれども。間違って(って酷い)みさ希とかガンヴァレルとかロゼッタたんが入って昴が無かったりしたら悲しいってレベルじゃない。

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