映画『宇宙戦艦ヤマト2199 第四章 銀河辺境の攻防』

 今回もイベント上映初日に行って来ました。例によって劇場限定版のBD目当てで。
 しかし、チケット発売初日の夜には、もう初回上映はいっぱいになるんだよねぇ。だんだん緊張感が薄れてきて、うっかり買うのを忘れていたりすると、たいへん危険。危険。
 せっかく会員カードを作ったのに、昼間のうちに申し込むのを忘れていたとか、危険。危険。
 ……二回目上映のチケットを買って、劇場には早めに向かい、無事にBDを確保いたしましたよ。

 今回のポスター。
 航空部隊ってのは、いつの時代も浪漫ですなあ。

 BD確保してから一度映画館を出て、上映前に再度入ったら、物販コーナーの熱気と混雑にびっくり。グッズ販売だけでもだいぶ勢いがあるんじゃないかしらん。

 BDは毎度おなじみ絵コンテブックつき。玲さん美しいなぁ。

 本編。
 ちょうど1クールから2クールへ切り替わる箇所ですが、特別に1クール終わりで盛り上げる!といったことはなく、地続きにエピソードをこなして行く感じでした。良い意味で世界に慣れてきた、というか、円熟期に入ったな、という。
 ヤマト(地球)側のメインキャラクターの人物像が固まったので、そろそろガミラス側のキャラ立てにも本気出してみっか、といった趣。とは言うものの、ヤマト乗組員の描写が減ったというわけではなく、むしろ序盤の記号めいた固さが取れて、キャラクターで「遊ぶ」ことが作り手にも受け手にも許されてきたんだなあ、という印象でした。
 ここまで飄々としていた島に訪れた精神的な試練であるとか、頑なな態度を貫いてきた玲の心に訪れた変化であるとか。
 そういった分かりやすい箇所以外にも、サブキャラクター達が画面に登場する時に、きちんと各々の立場や性格に見合った演技をしている。
そういうアニメ、好きなんですよ。大好きなんです。
 とてもとてもおいしく熟してきました。

 一方のガミラスは、渋い親父の見本市の様相を呈しつつあります。
 ドメルはストレートに格好よい親父すぎてやばい。ちょうやばい。ゲーリック→ゲールのラインの小物下衆っぷりは逆に清々しくも愛敬があってかわいい。ちょうかわいい。中田譲治声の次元潜航艦艦長フラーケンはフリークスな雰囲気むんむんでジョージ。ちょうジョージ。
 しかし、ガミラス側の人物描写が詳細になればなるほど、思い入れが増せば増すほど、この先どんな展開を迎えるのか、2199なりの結末が気になってしょうがない。おそらく、きっと、思うツボ状態なのであります。

 そろそろ最初から見返したくなってきたなあ。
 日5での放映も決まったことだし、まだまだ楽しめる。しかし、イベント上映に先んじて最終回がTV放映されちゃうスケジュールだよなぁ。若干不安。

 だがしかし。せっかくだからおれはこの劇場限定版BDを買い続けるぜ!

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宇宙戦艦ヤマト2199 4 [Blu-ray]
 一般発売日は2月22日予定。にゃんにゃんにゃんの日か。劇場で一ヶ月以上も早く買えるのは、やっぱり嬉しい。
 相変わらずレビューは絶賛のもの&気難しいものが並んでいます。さもありなん。なにしろイベント上映での限定公開、見に行く(行った)人は元からのファンで高評価をつけるのが大半かなっていう。しかし発売前にこれだけレビューが並んじゃうのはどうなのかな。今さらではありますが。