ちはやふる2#1「はなのいろは」(新)

 いかん面白くて泣きそう。
 帰ってきてくれて嬉しくて泣きそう。

 素晴らしいです。あの面白さが帰ってきましたよ「ちはやふる」の面白さが。前シリーズの美点そのままに、まるで先週の続きのように。
 かなちゃんはかわいいしちはやは天然無駄美人だしかなちゃんはかわいいし太一はかっこいいしかなちゃんは(以下略)

 前シリーズ視聴済。原作読破済。ただしけっこう忘れているというか曖昧になっている部分有りです。

 以前も幾度となく書いた感想なんですが、ほんと、原作のアクをいい感じに抜いてくれてて、見ていて幸せすぎる。
 原作を読んでいた時には、菫の恋愛体質っぷりが鬱陶しく感じられる側面もあったのですが、アニメで見ると声の効果もあってか、えらくけなげで可愛らしい娘さんに見えちゃってもう。どうしようもう。

 部活動ものにおいて、新入生の加入というのは、なかなか難しいものだと思います。
 これまでのキャラクターの出番が減ってしまったり、影が薄くなることへの危惧。
 新入生が起こす化学反応を描くことは、物語に吉と出るか凶と出るか。

 そこのところ、この「ちはやふる2」の場合は、第2シリーズ突入と同時の新入生投入となったことにより、視聴者があらためて作品世界と付き合っていくためのナビの役割をつとめてくれているのかな、と。
 実際、競技かるたの説明をしつつ、メインキャラクターの性格や本質を炙り出す……というか、普通に紹介をも兼ねていて、そのスマートでスムーズな流れに感心してしまった。

 手馴れつつ、新味も出しつつ。
 前シリーズと同じく、とても楽しませてもらえそうです。嬉しい嬉しい。一安心。

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ちはやふるかるた 入門編 (講談社キャラクターズA)
 またいろいろと関連書籍が出まくるんだろうなあ。しかしこれは今まで無かったのが不思議だった、ちはやふるかるた。しかし50枚入りなんですって。空札を考えたらこれで足りる。ってことらしいですが、そらまあ知らずに買ったらびっくりするよなぁ。
 50枚でCD付き、ということで、定価2000円はまあお手頃か。そのうち残り50枚も出したりするんだろうか。