ささみさん@がんばらない#1「明日からがんばる」(新)

 原作未読。日日日の作品そのものを読んだことが無い……と思ったら、原作を担当した「ばけものくらぶ」というコミックを読んでたっけ。ノリはちょっと似てるかな。

 さておき、まずは、イラストをそのまま落とし込んだかのような絵作りが綺麗で、思わず見とれてしまいました。これだけで眼福。
 どう見てもラノベのファンタジーそのものである兄と妹の関係を、絵そのもののファンタジーで包み込んで、違和感とか不快感を抱かせずにほんわりと見せてくれるものになっているな、と。
 とりあえずささみさん可愛かったです。見た目は当然として、お兄ちゃん大好きっていいよね。妹大好きな兄もいいよね。
 兄の声が大塚芳忠ってのも、どんな変化球。むしろ剛速球。普通に考えて、ここにぽんと嵌め込める若手〜中堅の声優なんていくらでも居るだろう、いくらでも思いつくのに、ここでほーちゅーですよほーちゅー。責任者出てこい褒めてやるから!
顔を見せないキャラ、ということが、逆にこんなキャスティングを生み出したのだろうか。普通にイケメン(あるいはフツメン)なお兄ちゃんだったら、まず無かっただろうし。

 お話としては、とりあえず設定その他わけわからない状態ながら、絵の綺麗さと兄妹双方のブラコンシスコン属性の楽しさで、ぼわぼわと見て、なかなかに面白うございました。
 そういうものでいいんじゃないかと思います。わけわからないけど、なんか見ていて目に楽しいし、会話のやりとりは面白いし、っていう。
 ちらっと原作について検索してみたら、それなりに濃ゆい設定を持ったキャラクターであり、ストーリーであるらしいですね。いずれにせよシュールな世界観ではあるようで。

 個人的にはテリトリー外っぽい作品なんですが、第1話は最後まで楽しんで見ることが出来たので(三姉妹の定番ラブコメなやりとりのあたりは若干辛かったけれど)、次も見てみようと思います。

 暫定視聴継続中。


ささみさん@がんばらない (ガガガ文庫)
 原作。こうして見ると、イラストの再現率の高さに驚かされます。
 どうでもいいけど検索結果にKindle版が出てきて惑わされるのはイラッとしますねイラッと。紙媒体と同じ定価とか、舐めとんのかと。むしろ紙の方が、中古価格が存在するし、逆に言えば売ることも出来るし、今のところ電子書籍のメリットが少なすぎる。紙の本の半額とは言わずとも、せめて七掛けくらいにでもしてくれないことにゃー。