映画『蛍火の杜へ』
お正月のMX特番で録画確保、視聴。
原作は未読です。
劇場公開時、気になっていた作品でした。
行動範囲から若干外れた場所でかかっていたので、なんとなく行きそびれているうちに、上映が終わってしまい。
見終わって一番に思ったのは、「夏に、映画館で、見たかった……」ということでした。
あー。ほんと見に行けば良かった。何よりも、夏に見たかった。夏目友人帳のエピソードセレクションとセットでイベント上映とか、やってくれないかな。
夏目を見ていた時にさんざんCMが入っていたので、ある程度内容の予想はしていたし、実際CMそのままの物語で、いじわるな捻りもなく、とことん誠実に丁寧に描かれた優しいお話でした。
人間に触れられない、人間ではないギンという存在と、どこまでも健康的な人間の少女である蛍との関係に、どんな決着をつけるか。唯一にして最高のクライマックス。
そのシーンが本当にもう美しくて、美しくて。
ことに、主人公ふたりの晴れ晴れとした表情が実に印象的で、切なさを高めつつ、単なるお涙頂戴には成り下がらない、けれど心に確かな跡を残す。
なかなかに得難い感覚だと思います。
そうそう、おおたか静流の歌うエンディングも良かった。CMではイントロしか使われていなかったので、けっこうびっくりしました。なんでヴォーカル部分流さなかったんだろう。
ともあれ、素敵な作品でありました。
夏になったら、もう一度見たいです。
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完全生産限定版、未だ在庫有り。
おもちゃばこみたいにいろいろと特典が詰め込まれていますが、中では、ギンのお面ストラップが気になります。
はっ。
伏といい、青エクといい、これといい、もしかしていま(というには時期がずれているけれど)お面男子ムーブメント来てルー!?