イクシオン サーガ DT#12「-BE- Behavioral Examination」

 もたせやがった。
 これだけで一話、もたせやがった!

 丸々一話使って結局「紺とヒメの死亡確認」をやっているだけっていうお話でありました。
 先週の引きがわりと唐突っちゃ唐突だったので、ここにタメを持ってくるのはまあいいんですが、それにしても内容がないよう。でもオモシロイヨウ。

 思うに、これって、ギュスターヴ主役回と言ってもいいのか。
 キャバクラでの醜態(通いなれていると自負している人に限って醜態を晒しがち、という良い見本)はお約束で笑っちゃったし、尾行しつつの無意味な自主的飲み合戦もあほんだらすぎて面白かったですが、しみじみと楽しめたのはマリアンとの会話シーン。
 視聴者のメタ視点では、どう考えても腹に一物隠しているマリアンに対し、うっかりほだされてしまうギュスターヴが、好感度ぎゅんぎゅん上がっちゃう可愛さで。
 その後、墓場での埋葬シーンでも、しんみりしている様子がよいかんじでした。

 この調子で、インコグニート全員ぶんのお当番回があるといいなあ、などと、もんやりと希望してみる。
 しかし最初に思ったよりもずいぶんと、エレクというよりインコグニートの比重が大きいんだな。
 ある種の集団主人公、群像劇……?
 エピックファンタジーと呼ぶには、わりと狭い世界と人間関係で完結しちゃっていますけれども。

 とりあえず、つくづくと、この緩さは貴重であります昨今。サー。

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 コンパクトミラーなんて出るのか。
 キャラ絵をべったり貼り付けました。ってだけの商品なんですが、この投げやりさすら、イクサガDTっぽい。と感じてしまうのはどうなのか。いいのか。いくないのか。いくしおん。