ヨルムンガンド PERFECT ORDER#22「NEW WORLD phase.3」
ヨルムンガンド計画の全貌が、ココにより明かされる。
正直、途方もなさすぎて実感が湧かないんですが……そんなことが出来るのか?という、現実味の問題かな。
ここまではわりと地に足の着いた展開だったのに、はからずもブックマンが言った通り、魔法めいたお話になってしまったように思えて。
先週までの、周囲の人物の整理整頓から、いよいよ本題へと。
世界平和を為すための方法は、上記の通り、ちょっと遠く思えてしまうんですが、まあこれはいわゆるマクガフィンなのだろうから、気にするのも野暮ってものかも。
この物語が真に描きたいのは、ココとヨナの対立と葛藤であろうと思われますので。
無邪気に受け入れてくれるだろうと信じていた(らしい)ココの精神構造は、やっぱりどこか歪んでいるのかな。70万人が死ぬとか朗らかに言っちゃう時点で、それはまあ分かっていたことだけれど。
ヨナの拒絶反応は、見ている者としてはほっとするものでしたが、作中での緊張感は一気に高まってしまいました。
ある意味、ここが本当のクライマックスなのかもしれない。
対立と葛藤。そして?
どうでもいいけど、ヨルムンガンド計画が成功したとして、どんな世の中がやってくるのでしょうね。
ユートピア?ディストピア?
なんとなく、冒険物語の前史みたいだな。とか思いました。
カリスマ的存在の女性により封じられた空を、解き放とうとする冒険者たち。とか、ありそうじゃないですか。
そういう意味でも、ココというキャラクターは特異であるのだな。
主人公というより、ラスボス感。ヨナにとっては実際、そうなんだろうな。
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第一期最終巻のジャケットはヨナ。いま、この時になって見ると、なかなか感慨深い。
全6巻なのかー。二期と合わせると、全12巻とかになる?けっこうな量だ……。