K#10「Kaleidoscope」

 吠舞羅のみなさんの真性DQNっぷりにはがっかりだよ。
 堅気の学生にこんなに迷惑かけといて、なるべく怪我はさせないでね。とか、ほんとにがっかりだよ。

 っつーか学園乗り込みは八田らが既に一度イベントとして起こしているので、驚きや「日常の不可侵が破られた」負のカタルシスも目減りが激しい。加えて、伏見の回想シーンは、以前の対峙の時に入れるわけにはいかなかったんですかねぇ。
 でもって、ここ数話続けて語られていたはずの黄金と白銀について、今回は全スルーというアンバランスさ。
 どうにかならなかったのかなー。構成のちぐはぐさ。交通整理が出来ていない感。
 一応、物語は着実に進んでいるはずなのに、ノロノロ進行に感じられるのは、そのあたりに原因があるんじゃないかと踏んでいるんですが。

 などと今回辛口になっているのは、単純に周防があんまり好みのキャラじゃないってこともありますね、ええ。すいません。なんかすいません。徹頭徹尾、感情を見せないキャラは苦手。アンナへの態度を、メロメロにしろとは言いませんが、もう少し弱味めいたものにしてくれたらなぁ。
 あと煙草のポイ捨てはよくないと思います宗像もだけど。燃やし尽くして消しちゃえば良かったのに。

 しかしなんだかんだでシロクロネコが出てくると、なにやらほっとします。今回も出番は少なかったけれど、出てきてくれただけで有り難い。本当に。
 青と赤の抗争は、おまえら勝手にやってろよって思っちゃうからなぁ。周防と宗像の関係性も、なんだか、作り手の脳内補完が大きすぎて。
 一言の言葉を尊重するシロ、聞くまでもないと応えるクロ、茶碗が割れたことを嘆くネコ、とか(最後のはなにげに象徴的出来事として重要かも)それぞれに成長や変化が見えて、よい感じでした。
 もう、ここに絞っちゃって欲しいです。そもそも1クール作品としては登場人物が多すぎるんだから、青赤はまた別の舞台を用意してあげればいいんじゃないかなあ。
 欲張りすぎたんだろうなあ……もったいない。

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good! (グッド) アフタヌーン 第26号 2013年 01月号 [雑誌]
 コミカライズ連載中で、表紙をクロが飾っております。このコミカラ、なかなか良い出来。クロの天然なところ&戦闘能力の高いところをきっちりと組み合わせて、絵もなかなか綺麗でイメージどおり。発売中の1月号に掲載されている第2話は単発エピソードでしたので、これだけお試しで読んでみるのもありではないでしょうか。

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