超速変形ジャイロゼッター#10「ギルティス再び!」

 ギルティス再び、というかイレイザー01再び。
 イレイザー01の正体についての伏線も繰り返し強調されて、今後への引きを作っています。

 っていうか伏線と呼ぶには若干アレですけれど。カケルと父親への反応よりも、シュンスケと総司令のラインに絞った方が、緊張感も高まっただろうし、ドラマとしても面白かったんじゃないかなあ。

 カケル親子については「父親と息子は仲良し」という世間の常識としてのお約束が前提になっているので、いまひとつ乗りきれず。イレイザー01登場前に、それらしいシーンとかエピソードが作られていたら、全然違ったと思うんですが。戦闘とは無関係に、子煩悩なシーンを、父を尊敬しているシーンをひとつ入れる、それだけで。

 対して、シュンスケと総司令については、関係がより複雑であることや、シュンスケの無意識っぽい「ユタカさん」という呼び方に様々な感情や屈折が込められている感があって(カケルの呼び方に再三注文をつけているあたりも深読みできる材料)、より多層的なドラマが見られそうな気がするのです。

 まあ、今後、詰めて行くのかな。轟親子への反応は、実は単なる前振りで、総司令が本命だった、とか。
 それはそれで肩透かしだけれど。

 ともあれ、今回のポイントは、イレイザー01の「親子関係」「絆」への過剰反応。それと、カケルの挫折でしょうか。
 カケルについては、若干「便利な少年主人公」しすぎている感があり、いまひとつ一貫性が感じられないんだなー。ここからの展開で、巻き返していけるだろうか。
 少年ものの主人公って、えてしてそういうものかもしれません。視聴者のかわりに動き回ってくれる存在、という一要件を満たしてさえいれば。

 面倒くさい話は抜きにすると、とりあえず、トーマさんへの愛あるdisりは、素敵に安定。毎度楽しゅうございました。もうそれだけで見ていける。見ていたい。

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 しかし敵方のメカもどんどん出る山ほど出る。この感覚は、ロボットアニメじゃなく、ホビーアニメだな。やっぱり。ラインナップ充実、コレクタブル。うん。
 どうでもいいけど、りんねちゃんのフィギュアとか、いかがですかね。フィギュアしているフィギュアとか。あれっ別にオヤジギャグじゃなくて(フェードアウト)

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