神様はじめました#10「巴衛、神使になる／神様、合コンにいく」
豪華二本立てだよー。
とは言うものの、巴衛とミカゲの馴れ初め（違）は、わりとあっさりした外伝短編エピソード。
巴衛の抱える過去と事情は、単純に恋人に死なれたよぅ悲しいよぅだけだと思っておりましたら、思ったよりも複雑そうで、予想外でした。未だ明かされていない部分がけっこうあるんだな、と。
ここまでいろいろと謎すぎて、つかみどころのない人物であったミカゲの出番がそれなりにあったことは、嬉しかったというか有り難かったです。
ただでさえ何を考えて奈々生を土地神様にしたのか分からないうえに、CV：石田彰ですからね。CV：石田彰ですからね。二回言いますよ！
だって、無駄に怪しさが上がってしまう……。
後半はいつものノリ。流れで合コンに行ってしまう奈々生の、恋愛脳真っ盛りな感情の起伏を、とっくりと味わいました。
巴衛に対して自意識過剰になっちゃって、それで落ち込んだりしつつ、自分の心の有り様をきっちりと定める奈々生さまかわいいよ雄々しいよ奈々生さま。
巴衛の動きに、いちいち一喜一憂している様子がまた、もどかしくも可愛くも、ラブってていいねぇ。と、にまにま。によによ。
で、二本立てにも意味がある。前半とのリンクで、巴衛の持つトラウマが、よい感じに扱われておりました。
喪失への恐れ。これが果たしてどう転ぶのか。
単なる依存、神に仕える者としての拠り所、それとももっと古い、かつて愛おしく思った者との重ねあわせか。
いずれにせよ、面白い構造であります。
お祭りっぽい二本立てのラストを飾る、鞍馬バージョンなエンディングは、思いがけぬサービスでありました。ちゃんとfeat.ハナエなんだな！素晴らしいな！
サービス精神の旺盛さもまた、この作品を気に入っている理由のひとつです。
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あいかわらずかわいいグッズを連発してきやがるこの作品。サーパラからも出るんだなー。
最近だいぶ鞍馬が好きですん。ときめきとかそういうのじゃなくて、なんつうか、ネタ的に……も……あと、損な役回りしてるのもいいよね。イイ。
