PSYCHO-PASS サイコパス#8「あとは、沈黙。」
三話続いたエピソードの完結編。
璃華子編、これにて幕。そして、槙島という名を狡噛が知り、狡噛のひととなりに槙島が興味を持ち。
どっちかって、これが、発端なのか。
互いを意識し始める。
しかし、狡噛と槙島のドラマに持っていくには、だいぶ話数が進んじゃってるよなー。でも見ている方としては、既に公安局の面々への思い入れのがだいぶ強くなっているので、こっちをもっともっと深めてほしいという気持ちのが大きくなっちゃってるんだよなー。
槙島はあくまで相容れない存在、「敵」として描いていくのであれば、住み分けは出来そうではありますが。
それにしても凄惨な事件でありました。
先週の引きでは、加賀美が生き残る可能性もありそうに思えたのに（そして、そういう展開にすることも出来たのに）普通に死体での再登場となったのは辛かった。
悪趣味であることもですが、エピソードの構築に必須のパーツではなかったように思えたんですが。
ラスト近く。加賀美を危地に追いやったとして、美佳が悔悟し、号泣するシーン。そこを見て、腑に落ちました。
思えばこの作品、事件は解決しますが、誰かが救われる様子って殆ど描かれていませんよね。
かろうじて第1話の人質となった女性は助かってはいますけれども。
ついでに、正の感情が描かれる場面が極端に少ない。朱の無垢さ、一途さで、だいぶ救われてはいますが（それにしてもテンションは低いけれど！）、しんどい話としんどい人物としんどい世界だなぁという。
そのへんがやっぱり、純粋に作品をいとおしむには「もうひと味欲しい」と思わせる所以なのかなあ。
ディストピアと紙一重の世界。
どれだけ味わっていけるか。楽しめるか。
そういう踏み絵でもある、のかもしれない。
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わー。なんだこれかわいいな！と思ったら品切ですって。あーもう。
ちみキャラは、まあ、好みにもよるでしょうけれど。この作品の場合、本来の重さとのギャップが、よい感じに働いていると思います。
