Robotics;Notes#7「ありがとうごじゃいましたっ」
昴かわいいよ昴。かみかみかわいいよ昴。
サブタイトル、昴の台詞だったんですね。とってもいいですね。
というか、字面だけ見て、あき穂の「おじゃりもうせー」みたいな台詞かと思ってた……原作プレイ済なのに!
順調に青春していて、順調にロボ部していて、よい感じです。
フラウの抱えている問題が明らかになり、ガンバレルや都市伝説といったいくつものパーツからリンクして、登場人物の事情が繋がっていくのが、なかなか気持ち良い。
ほんとのところ、よく考えたら、わりと無理があるくらいにとんとん拍子に繋がりまくっているわけですが、ここまでの描写が丁寧に為されているため、ごく自然に納得させられる。むしろ、「おお、なるほど」と思わせられる。
今回はそれと、みさ希というキャラクターについても、わりと切り込んでいった感がありました。
ぶっちゃけこのお話の真のヒロインって(存在として、カリスマとして、というより、物語の構造上で)みさ希なんじゃないかなーと思うので、きっちりと描いていって欲しいところ。
納得の行くように。
ともあれ、ロボ部がほぼフルメンバーになり、いろいろ滑らかに動き出し、ここから多分に「部活もの」として最も面白いところに突入するのではないかと。
キャラクター同士のやりとり。部活への情熱(まあ、あき穂だけですが現状)。学校生活、ゆるりとした夏休み、放課後。
何よりもその雰囲気を、空気を、ともに味わいたいと思います。
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ROBOTICS;NOTES 1 キルバラッド・アノテーション (角川スニーカー文庫)
こちらはフラウ視点でのスピンアウトな小説。ほんと、ほぼ全員分の外伝があるんだなあ。どんだけ力が入っていたかっていう。