K#6「Karma」

 あのあの、テロップの英語がオサレ書体すぎて、最初気づかなかったんですが。
 まあ、見ていて回想シーンということは分かったし、いつごろの回想かということも察しはついたし、問題は無いですが。

 赤組の過去について、多々良の存在について、深めていく内容でした。
 私は以前に書いたとおり、外伝コミック版を読んでいたので、ある程度は把握していましたが。
 多々良について、いわゆる癒し系というか、ケンカは出来ないけれど、皆に愛される、皆の潤滑油だった。という役回りについて、これでもかってくらいに焼きつけて来たんだなぁと。
 特殊EDまで用意して。伏見が居るあたりで、ちょっとだけ「ああっ」と思いましたけれど。あああ……。

 あと、ひとつ納得したのは、多々良を看取ったのが八田であったこと。だから余計にキレまくっていたのかな、と。
 第1話では本当に、脳みそ沸騰しまくりのチンピラすぎて、第一印象がいまいちだったわけですが、腕の中で死ぬところを見たのだったら、傷もひときわ大きいのかな、と。

 本題であるシロの記憶について、謎は深まりゆくばかりでございます。
 記憶の齟齬そのものもだけれど、何故今になって綻びが出始めたのか。そこもまた、鍵になるのではないかと。
 いずれにせよ、アイデンティティを失って思い悩む主人公の図というのは、見ていてたいへん好みのパターンでございますので、美味しゅういただいております。
 近くにきちんと「いずれにせよ態度は変わらない人物」を配して救いとしてあるあたりも、いやあサービスいいなって感じで!
 というかクロの一言様ラブっぷりと肝心なところでの一言様名台詞再生ボケっぷりは、癒しってレベルじゃねーわー何これー楽しいー。

 記憶のみならず、人格も変化しているってのがまたポイントなんだな。
 いくらでもおいしいネタが作れそうですが、はてさて。果たして。

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K SIDE:RED (講談社BOX)
 外伝小説「赤」のほうは11月中旬発売予定。いちおう読む予定です。しかしどんだけメディアミックスするんだ。今月発売のgoodアフタヌーンでもクロ主人公のスピンオフが始まってるし。
 原作者は、作家集団。語りたくてしょうがないんだろうなあ。物語を。

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