PSYCHO-PASS サイコパス#5「誰も知らないあなたの顔」
きっと何者にもなれないお前たちに告げる。
とか思い出してしまった。
しかしこの作品の世界においては、なるべきものはシステムに定められてしまうわけで、そう考えると、SNSにおけるアバターというのは、唯一「なりたい自分」を具現化できるものでもあるのかな。
そこでも他者の築き上げたものを乗っ取ったあたりが、御堂は本当に、何者にもなれなかった、何事をも為しえなかったということなのか。
先週からの後編。
冒頭のアバターでの会話が、まず、怖かった。中身が入れ替わっていると、見ている者は知っているわけですから。
しかし「警察」と「公安」の言い違えは、ちょっとあからさま過ぎたかな。すぐに「あ、これで」と思ってしまった。
いやまあ知っているからこそ、よけいに過敏になったというのはあるでしょうけれど。見ている方が即座に気づいてしまうために、狡噛の推理にもいまひとつ感心したり感動したりできなかったのが残念でした。
というか、分析って言うから、声紋とかイントネーションとか、そういった方面のものかと思ったら、普通に単語から気がつくとかびっくりだ!
ともあれ、今回のエピソードは、世界設定……ネットがどれだけ浸透しているか、仮想世界がどんな価値を持つものになっているか、を示すと同時に、槙島の本格的な登場に加えて、狡噛という人物をさらに深めることに注力したものであったような気がします。
そうかぁ宜野座を「ギノ」って呼ぶのは元々は同僚だったからなんだな。だったら宜野座も「コウ」とか呼べばいいよ!(腐れる三秒前くらい)
わたくしの個人的好みとしては、槙島よりは宜野座の方が若干勝るもので。ええ。ヘタレてデレて、というところを見せてくれたら幸せだなぁBDぽちっちゃうかもなぁ嘘です嘘じゃないです。
それはまあ、それとして。
人間関係の錯綜ぶりも少しずつ見えてきて(宜野座と征陸についても気になるんですがまだですか楽しみです)ほんと地味なのは地味なままですが面白く見ています毎週。
楽しみすぎて、適当にだらっと見ることが出来ないので、逆に感想を上げるのが遅くなっちゃうのが困りもの……。
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コウブツヤ PSYCHO-PASS サイコパス ドッグタグ
相変わらずグッズ展開の格好良い作品であります。ドッグタグが出るような作品って好きですか。好きですよ!
しかし12月末日の発売予定。だいぶ先だなっていうかコミケに着けていけないな!
グッズ発売のタイミングって、難しい。