K#4「Knock-on effect」
や、なんだかどんどん楽しくなってきてはいるのだけれど、それは私がこの「K」プロジェクトの別メディア展開作品のいくつかに触れたからかもしれない。
各陣営の雰囲気が掴めているかどうかで、だいぶ印象が変わりそうですから。
しかし、ストーリー展開はじれったいくらいの遅さのまま。
決してだれているわけではなく、見ていてもイライラすることも無いんですが(キャラのかけあいが面白いのと、堂々巡りではなくちゃんと前を向いているからかな)、ただひたすら「1クールで決着をつけられるのか?」ということが気になって。
もしかしたら、ワン・エピソードだけ、なのかな。十束多々良事件。あるいは、伊佐那社事件。それだけを。ダモクレスの剣がどうの、王がどうのといった、世界の核たる部分へ踏み込むことはしない、とか。
だとしたらペース配分は納得ですが、こんな大量のキャラクターを、アニメではあまり動かさずに終わってしまうのは、だいぶん勿体ないよなあ。
……二期が視野に入っているのかなあ。
とかなんとか心配は横に置いといて、ほんと面白かったです。キャラクター同士のやりとりのボケっぷりとか、ネコの可愛さとか。
見た目は繊細そうなのに実はお調子者でボケボケな社。喋れば喋るだけ、行動すればするだけボケキャラの馬脚をあらわす狗朗。登場すなわちボケだけど可愛いからまあいいか!なネコ。
っていうか、あまりにキャラが突飛で全然認識出来なかったけれど、なつかしのドリカム状態ってやつなのだな。黄金三角。
他方、青組も赤組も、社を追うという点において共通し、競合し。居場所を知っての反応と対策に、それぞれの組織らしさが出ております。
伏見いいキャラだなぁ。八田は引っかき回し要員だなぁ。次回、激突なるのかしら。
しかし、シリアスをやっていても、なんとなく「おもろい」んだよなこのアニメ……。
スタイリッシュなのに緩い、シリアスでも天然ボケ。面白いです。堪能中です。
◆amazon link
K SIDE:BLUE (講談社BOX)
小説版。感想は後ほど。
コミック版は「赤」のサブキャラ、小説版は「青」のサブキャラの掘り下げが行われている、というのは分かりやすい。レビューでは「SIDE:モブ」とか酷いこと言われてますが、それなり面白そうな雰囲気。
まあ、青のメインキャラのお話を期待して買ったら、そう言いたくなる気持ちも分からないではないです。レーベルが講談社BOXだしなー。価格は高い、中身は確認しにくい(店によっては出来ない)で。