映画『宇宙戦艦ヤマト2199 第三章 果てしなき航海』

 今さらですが。初日、行ってきました。

 特別興行も第三回目。
 今回は上映開始日を忘れていて、前日に慌ててチケット取り。いかんいかん。
 ちなみに初回上映は売り切れで、だいぶしんどい席になりました。まあしょうがない。
 なんだかルーチンワークになっちゃっているのかな。楽しみなことは確かなんだけど。

 ちなみに初日に絶対行くのは、劇場限定版のBDを購入するためです。今回も無事、確保。
 私が行った劇場では、夕方すぎには売り切れていたそうで、いやあ日和見で翌日に行ったりしなくて良かった。

 パンフレットも同時に購入。

 どうでもいいけど、劇場、まどか目当てのお客が凄かった……です……。物販コーナーが、見ろ!人がまるでコミケ三日目のようだフハハハハ!状態でした。

 閑話休題

 上映時間待ちでコーヒーショップに入ったんですが、お父さんと男の子(小学校中学年くらい)の二人連れが居て、お父さんパンフレット熟読。男の子コスモガンペン振り回して遊びまくり(でもまわりの人には迷惑にならない、狙いをつける真似をしてニコニコしてる)という、なんとも微笑ましい光景を見せてくれました。
 いいなあ親子でヤマト。

 第一章より第二章、第二章より第三章と、確実に観客の年齢層は若返っております。
 親子連れだけじゃなく、アニメファンっぽい人についても、二十代〜三十代がだいぶ多かった。女性も多かった。まあ、今回は、まどかやらTBやらの影響もあったかもしれませんが。

 ちなみにポスターは撮ってこなかったんですが、このBD通常パッケージと同じ、真田さんと新見さんでありました。頭よさそうコンビ、もとい頭いいコンビ。
 今回、だいぶ出番の多かったふたり。セットではありませんが。

 で、本編は、第三章まで来て、ぐぐっと落ち着いた内容になりました。
 人間ドラマやらガミラスのあれこれやら、ネタありリスペクトありは変わらぬまま、今回の新作2199ならではのテイストが次第に濃くなってきて。
 赤道祭、地球との最後の通信、雪に秘められた謎。
 ことに異色だったのが第九話。アナライザーを主人公として、対照にガミラスのアンドロイド……ガミロイドを置き、作られた知性体との交流、そして心の在り処を探る。
 SFではわりと使い古されたエピソードではあるのですが、それをヤマトでやったこと、またキャラクター配置の絶妙さ(今後の伏線とも思えることがいろいろと)、なによりモチーフに使われた絵本の美しさが、実に雰囲気を出しており。
 ここにピンポイントで絵コンテ・本郷みつる羽原信義、演出・羽原信義ってのも、面白いというか、意識してテイストの違いを出したんだろうな。
 ちなみに、初回はあまりの空気感の違いに戸惑う気持ちが大きくて、素直に入り込めない部分もあったのですが、BDで二度目を見たら、ほんとにしんみり良い話で。イラストの美しさがまた沁みる。

 ヤマトらしいお約束と(下品な男シューターは笑いをこらえるのに必死だったし、デスラー機雷はしっかり健在だし)、新しい要素とが混ざり合って、しっかりとヤマト2199という作品を為している。
 面白うございます。いぶし銀でございます。

 BDのメニュー画面も、このイラストでありました。
 映像特典は毎度のコメンタリ(第九話、アナライザー役のチョーさんがメンバーに居るのは嬉しい……と思ったら、あんまり九話の内容についての話はしてくれなかった。がっかりだ)、第二章公開前のTVスペシャルのディレクターズカット版、それに、ささきいさおインタビュー。
 ささきいさおと言えば、今回はEDが真っ赤なスカーフで、たいへんうれしゅうございました。でも、ここで使っちゃうのか、もったいなくないか?という気持ちもあったり……次回からまたタイアップで「売り出したい歌手に歌わせてみた。」に戻るかと思うと、めっそりしてしまう。

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 BD3巻、一般発売日は11月22日。けっこうセールスは好調なようで。他のアニメと違って、第1巻や第2巻も、息長く売れ続けているらしいですね。よいことだ。うん。

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