境界線上のホライゾンII#5「猟場の人道主義者」

 錯綜しすぎて、てんやわんや。に、見えますが、実際の事態そのものは例によってシンプルな構図なんだな。
 トーリとホライゾンのデート。それを邪魔しに来た英国と、各々が戦う。それだけ。点蔵と傷有りが別ルートに突入しているのが、若干理解し難くなっていますが。こっちもデートしてると見なしてしまえば、やっぱり話はシンプル。

 などといいつつ、やっぱりめまぐるしい回でした。いや毎回のことですけれど!
複数の戦闘が並行して描かれ、複数のドラマが並行して描かれ、その先に集約する点がある、というわけですが。個々の戦闘の密度が濃すぎて、咀嚼する間もなく、どんどん次へ次へと連れていかれる。
まさしくジェットコースターアニメ。

 明暗分かれる各組であります。
 しかし明よりも暗の方が、出番は増えるし、いい意味でねちっこく描かれて、ファンにとっては幸せかもしれない……いやしんどいことも確かですが。
 ウルキアガの自他のフェチシズムに因る堅実なる勝利(しかし姉属性ってどうなんだろう?自分の姉でなくてもいいものなのか?おねえさまキャラ属性ということ?)は、だいぶあっさり描かれて、爽快ではありましたが、もう少し男衆を見せて欲しかったなあというキモチ。ノリキとかノリキとかをもっと。もっと。
 マルゴットは実力伯仲ながら辛勝というおもむきに見えました。濡れ濡れナイちゃん可愛いよナイちゃん。しかしナルゼは試練と苦難が続くので、勝利に酔う心持ちでもなく。
 ほぼ持ち越しの、ネイトと正純、そしてネシンバラは、次回以降に期待。原作既読(かなり忘れかけているけれど)の身としては、ネシンバラがことに気になります。ええ。どう処理してくれるんだろうあの見せ場。
 というかやっぱりもう少し男衆を見せ(以下略)。

 それにしても作画が素晴らしかった。アクションシーンはもちろんのこと、キャラクターの表情や仕草、とにかく隅々まで丁寧に、かつ勢いを殺すことなく、世界観と概念の表出に力を注ぎ込みまくっている。
 元からの原作ファンが「動く設定資料集」と呼ぶのも、さもありなん。眼福であります。

 正直、第二期はBDを購入しようかどうか迷っているんですが、これだけの作画を見せてくれると、やっぱり買わなくちゃいかんかなあ。と思ったり。

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 原作5巻、8月10日発売予定。早く読まねばと思いつつ、しばらく時間が開くと、なにがなんだか誰が誰だか分からなくなるわたくし記憶力の低下が危機的状況にあります。武蔵の面々は当然大丈夫なんだけどなー。毎巻ものすごい量のキャラが出てくるからなー。

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