超訳百人一首 うた恋い。#4「康秀と業平 文屋康秀」

 やっすんかわいいよやっすん。

 ここまで定型だった恋の話も楽しかったですが、男のツンツンな友情要素も入ってきて、たいへん楽しくて萌えましたごちそうさまでした。
 懐かしのドリカム状態っぽくて微笑ましくて楽しいわー。としみじみ思って、ふと気づく。ドリカム状態って、死語デスヨネー。いろんな意味で、タブーっぽい言葉になってしまった……。

 康秀が実にいいキャラでした。土下座シーンが面白すぎて、っていうか最近あれですか。面白土下座が流行っているんですか。どうなの。

 雅な人々の雅な恋物語が続いていたところに、こういうキャラの投入をしてきて、しかもポジションがとてもおいしい。
 これまでに登場してキャラの確立している、在原業平小野小町と噛ませることにより、さらに浮き彫りになる良い意味での「小物」っぷり。最高です。

 技巧を凝らした歌を詠んだ、というのを、だじゃれにしちゃったよ!で表現してしまうのも、えもいわれぬセンス。愛嬌ありすぎの小市民キャラづけが、これでもう決定的になってしまった。
 ゆくゆくはオヤジギャグをぶちかましまくって、場を冷やしまくって、節電の夏に活躍するんですね分かります。

 在原業平ツンデレっぷりといい、小野小町の真っ直ぐな生き方といい、見ていてほんと気持ちよい、小気味よいお話でありました。
 毎回毎回、一服の癒しのような作品。に、なりつつあります。

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 おお。アニプレのBDのAmazon販売、再開してる!?ありがたやありがたや。ってアニプレ作品って買ったことないんですけどね実は。基本的に二話収録のみ、というのがネックで。
 特典はスタンダードな構成ですが(このアニメで普通に萌えアニメとかと同じ商品構成にするのはどうか、とはちょっと思う……)原作者の描きおろしコミックも収録したブックレットが目玉でしょうか。プレミア感溢れる。

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