宇宙兄弟#13「3次元アリ」
ほんもの野口さん、素敵でした。
講演会での言葉ということで、あえて声優っぽい喋りを要求せず、自然な口調、ブレス音も気にせず、なのが、面白いというか上手い手法だなぁと。
演技演技せず、棒演技でもなく、とても素直に聞ける。感動的ですら、ありました。
閉鎖空間での試験は続く。続くっていうか、たぶん2クール丸ごと試験とか、そんなノリだよね、きっと。
しかし細々としたテストと、大きなイベント的なものと、矢継ぎ早に出してくれるので、単調にはならず、興味がずっと持続する。
アリのイメージシーンのようなコミカルな演出もあって、画面に飽きるということがない。
全体として見れば地味なアニメなのに、これは凄いことだなあと思います。
六太は相変わらず、ズッコケつつもおいしいところを締めていくのも、見ていて楽しい。
なおかつ、日々人について語る時の、兄としての距離感、日本人宇宙飛行士の先達であるということへの距離感が、実にバランスが良くて、爽やかすぎる。
いいおにいちゃんだよなぁ。そして、いい宇宙飛行士志望者。
いつの日か、私達に夜空を見上げさせて欲しい。見上げさせてくれる。
そんな気持ちになれる。
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宇宙兄弟 コミックガイド (KCデラックス)
コミックス最新刊と同時発売の公式ファンブック。
なぜかAmazonの商品説明には詳細が載っていませんが、登場人物事典、エピソードまとめ、JAXAとNASAの紹介、作中作品のスピンオフ企画等々に加えて、作者の単行本未収録作品を掲載とのこと。原作コミックファンならチェックしたくなるよなぁ。