映画『PERSONA4 the Animation -the Factor of Hope-』

 正直、大画面であのTVシリーズの総集編を見てもあんまり……とか思っていたのですが、BD/DVDのみ収録のラストエピソードを見ることが出来るのはいいかも。と思いまして。
 レディースデーを使って、見てきました。例によって例のごとく、シネマサンシャイン池袋にて。

 客の入りは三割〜四割くらい。レディースデーだから女性だらけかな?と思ったら、ぽちぽちと男性客の姿も。まあ、比率は圧倒的に女性でしたが。テンションの高い人がけっこう多かったですが、それゆえにラストのサプライズ予告(知らなかった人も居たようで)でのどよめきが楽しかったり。

 ともあれ、あまりネタバレしない程度に、感想を。

 まずは、すいません舐めてましたすいません。確かに作画はTVクオリティで微妙な部分もあったのですが、要所にあった濃いバトルは大画面で見て迫力あったです。総集編の構成は、基本的に事件とボスバトルに絞ってあって、絵的に派手な箇所が多く、またTVシリーズ中でも特に見どころだったバトルを選り出してあり、映画館で見て良かったなーと素直に思えました。
 反面、ネタ的な箇所は、パーティ参入イベント時のマヨナカテレビくらいで、殆どが割愛。ドラマ部分も、ほぼ丸ごとカットで、例えば生死の境を彷徨う菜々子のくだりも、ナレーションで済ませているという。
 その総集編のナレーションですが、メンバーのかけあい形式になっていて、ところによりたいへん楽しく、笑えたりしました。そして、ラスト近くは、だいぶメッセージ性の強いものになっていたことに、少々驚いたり。

 肝心要の新作部分について。
 きっちりと、完結。文字通りのファイナルバトルまでフォロー。なんですが、だいぶ独自の展開となっていて、ああ、こういう解釈の方法があったんだ、ありだな、と納得&感動的なものになっていました。
 P4A……アニメ版ペルソナ4TVシリーズの、解釈と伏線の収拾。と考えると、なかなか見事なものです。
 原作で手をつけなかった場所に若干踏み込んでいるので、原作ファンには賛否が分かれるかもしれませんが、アニメのペルソナ4を楽しんで、楽しめてきた層であれば、アニメならではの……けれど原作ゲームにもきちんと敬意を払った決着として、素直に受け入れられるのではないでしょうか。
 相変わらずのP4A的サービス精神も健在。あれの登場とか、あのシーンの再現とか、いろいろ。いろいろと。
 カタルシスも大きく、堪能いたしました。面白うございました。

 ……でも、一番、心臓にぎゅぎゅっと来たのは、本編終了後。次回作にして前作の予告でしたけれどね!
 これはしょうがない。個人的な思い入れの差があるから。うん。

 まだまだペルソナ、楽しませてもらえそうです。はい。

 グッズはパンフレットのみ買いました。
 1000円也。最近のアニメ映画(イベント上映)パンフ、高すぎですよ。オタなめですよ。内容も、メインキャスト&スタッフインタビューくらいしか見るべきところがない。
 それでも買っちゃうんだけど。ああ、なめられてもしょうがない。ああ。

 特典のフィルムステッカー。貰えることを知らなかったので、一瞬「?」となりました。七種類ランダム封入とか、鬼か。鬼だな。

 劇場版限定のグッズ、クマのキーホルダーはちょっと欲しかったかも。買えば良かったかなぁ。

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 9巻は堂島親子がジャケットですか。いいねぇ。いいねえええぇ。そうすると10巻はどうなるんだろう……。
 この総集編のBD/DVDが出たら、買ってしまうかもしれません。どうなんでしょうね。出るとしても、TVシリーズが全巻発売されて、しばらく経ってから、とか?

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