ヨルムンガンド#9「Dragon Shooter phase.1」

 新たなエピソード開幕。なんとなく、第1話のノリに近い印象です。

 紛争地域、ココの交渉、仲間の軽口、戦闘も有り。
 そこに医師団という異分子と、明確な悪役であるバルドラという存在を投入して、さらなる深みを与えた、レギュラーエピソードの発展系のような味わい。
 ゆえに、物語そのものの緊迫感は強くあるのに、なにやら安心して見ることが出来てしまう。良いのか悪いのか。個人的には歓迎要素ですが。

 医師団のキャラクターがなかなかに面白うございますね。
 屈強で肝の据わった、タフガイな医師たち。こういう場合、紅一点キャラは情に訴える鬱陶しい存在になりがちですが、マギーの描写には雰囲気があって、逆にアクセントになっているように思います。
 ヨナとの関わりかた、案じかたも、気にかけつつ無駄にウェットにはならない、良い意味で男性的な描き方で、気分よく見ていられる。

 基本的に乾いた感じがあるから、かな。作品というか、作品世界全体に。

 そんな中だからこそ、仲間達、ことにヨナを囲むやりとりは、実に和むわけで。冒頭の海水浴シーンも楽しかったし、緩急の「緩」としての機能を最大限に果たしていました。
 つうかバルメの巨乳に普通に反応するのか男どもは……悲しい性よのう……ぼかぁ割れまくった腹筋が気になって、おぱーいには全然目がいかなかったよ……。

 緩さも、厳しさも。ほんと、安定した面白さの作品。毎回楽しいです。
 次回は戦闘回になるのかしら。だとしても、ただドンパチやるのではなく、ココを中心にひと捻りは必ずあるはずで。
 期待です。


ヨルムンガンド 1 〈初回限定版〉 [Blu-ray]
 第1巻初回限定版、ジャケットイラストいい感じ。原作者描きおろし。特典CDはWEBラジオの他、サントラのアウトトラックスも収録。これ良いですよねサントラのアウトトラックスって。オーディオドラマに興味はないけれどサントラは欲しいって人は確実に居るだろうし、BD/DVDまでは欲しくないけれどサントラは別売にして欲しいという層にも、単独の発売有りで対応。いいじゃないですかこの方式。

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