つり球#6「戦慄のスプラッシュ」
ユキ日焼けしすぎだよユキ。とか、ナマズテー。とか、ゆるゆる楽しみつつ心の準備をして見たのに、それでも何やら「うわーうわー」とかぶつぶつ言ってしまいましたよ展開に。
いや面白いわー。楽しいわー。怖いわー。
前半は先週までの雰囲気のまま、青春しまくりな夏のバイト風景。一ヶ月勤め上げてのハグ!とか、おばあちゃんの退院祝いに、みんなで力を合わせてマグロ釣ろうぜ!とか、素敵にSF(青春フィッシング)しているなあと。
気がつけばアキラが普通に混じってきていて、お前任務がどうのじゃなくて普通に仲間に入りたいだけだろうと。普通に釣りがしたいだけだろうと。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
でも、ユキとも名前で呼び合うようになっていたりして、うっかり笑いつつ、ほのぼの嬉しくなったりして。
でもって、マグロを求めて、禁断の地(海だけど)へ入り込むあたりは、お約束。アキラは誘導していた感もあるし。
ここで話が何やら動くんだろうな、と思ってはいましたが、まさかここまで超自然的な現象を……それもホラー仕立ての演出で、出してくるとは。
ハルがちゃんと異なるものとして描写されているのが、実に実に怖くも楽しかった。こういう「怪」の演出については、やはり中村監督作品だなあと思わせてくれる。
しかし怖いことは怖いんだけれど、操られて(?)いる状態=江ノ島踊りを踊り続けるあたりとか、ちゃんと日常&人情のドラマを盛り込んであるあたりとかで、不思議というか妙というか変というか、見ていてなんとも言えない味わいの作品になっている気がします。
そっかーこれが「ふんわり」かー。
緩い雰囲気を保つことにこだわりつつ、締めるところは締める。
前の話を見返してみると、伏線もあっちこっちにきちきちと張ってあり(第5話ラストでサーファー達が踊っていたのも……)、ただの雰囲気アニメではない、計算して作られたものであることがわかります。
だから安心して身をゆだねられる。お話を楽しむことが出来る。
マグロパーティみたいな楽しいシーンもちゃんと用意してくれるし。なんか、大好きだな。ほんと、大好きになってきたな。このアニメ。
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つり球 下敷き A&Bセット
つり球 クリアファイル A&Bセット
下敷きとクリアファイル、いずれも6月末発売予定。ほんとグッズの立ち上がりは悪くない、絵はアニメ雑誌に掲載したものの使いまわしらしいですが、雑誌をあまり購入しない身には(クリアファイルの片方はオトナアニメディア表紙なので持っていますが)なかなかに嬉しい良質の版権絵。四人セットが基本っていうのがね、いいんだよね。ひとりとかふたりじゃなくて、ちゃんとセットで。いやまあふたり×二種というのも楽しい気はしますが。組み合わせがどうなるか悩ましいじゃないですか変な意味じゃないですよやだー!
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徒然モノクローム/流線形(アニメ盤)
OP買いました。アニメ盤で。
初回限定の方はボリューム有りのライブDVD付きだそうで、そちらも少々惹かれたのですが、やっぱりこっち。
ジャケットイラストは初期絵のようで、ユキが若干やさぐれ風なのが面白い。
アニメ盤の特徴としては、ジャケットイラストの他に、「徒然モノクローム」のTVサイズが収録されていること。あと、嬉しいサプライズとして、歌詞カード(と呼んでいいのかな?大きめのペラ一枚)の裏面が、キービジュアルイラスト使用のミニポスターになっていました。
こういう小さいサービスはとてもとても嬉しいですよ!
曲は鉄板、フルサイズで聴いても爽やか楽しい。「流線形」もけっこう好み。オザケンカバー「僕らが旅に出る理由」も、なかなか良い感じでした。