つり球#5「へこたれてジャーキング」

 海は綺麗だし、空は綺麗だし、魚は綺麗だし。ユキはオコゼだし。

 ユキもハルも夏樹もついでに(ひどい)アキラも、どいつもこいつもかわいい生き物すぎて、見ていてにやにやするやら辛いやら。ああ辛い辛い。かわいすぎて辛い。
 あと、歩ちゃんはいい奴すぎて辛い素晴らしい。

 まっとうすぎるくらいまっとうに、青春+フィッシング。で、ありました。実際、ハルとココの会話を、ちょっと電波に冒された人とでも思えば、普通に普通な釣りアニメ。いや釣りアニメってあんまり普通じゃない気もするけど。

 ユキ、バイトするの巻。ついでに海の男になるの巻。
 釣りを……あるいは、ハルをきっかけに、ドミノ倒しのように変化していく。そのカタルシスたるや。
 ま、個人的には、テンパリまくるユキもたいへんおいしかったのですけれど。まっすぐに成長してくれるなら、それがもちろん、一番。

 冒頭でネタのように書きましたが、歩が本当に「いい奴」というか「良い大人」であったのが、本当に気持ち良かった。
 夏樹だけでなく、ハルとも知り合い、というのが、ポイントなのかな。ハルと夏樹の両方から、日常、なにげにユキの性格を聞いていたのかも。という推測。推理。妄想。
 でも、ありえなくはないよね。第一話からずっと背景に居たし。ヘミングウェイにもしばしば居たし。三人の会話、仲良くなる過程を、ある程度は知っていたのだとしたら。

 今回はとにかくカタルシスの塊のようなエピソードで。
 ユキが立ち上がる瞬間やら、大きな声を出し始める瞬間やら、わかりやすく爽快なシーンも多数ありましたが、それ以外にも、細かい部分まで、きっちりと描写が為されている。気持ちの良いポイントが、いくつもある。
 ユキがタモを折ってしまったのを見て、即座に歩が飛び出して来るところ。そこにある責任。それを見て夏樹がほっと安心して微笑むところ。そこにある信頼。
 こういった小さな1カット1カットが、どれだけ大切なことか。物語を豊かにしてくれることか。

 まあ、正直ちょっと上手く行きすぎで、また落とされたらどうしよう……などと思ったり。だってまだ折り返してもいないですし?ねえ?ほんとに地球を救うの?ねえ?

 ああ、不安だ。その倍くらい、楽しみだ。
 そろそろアキラさんも本格参戦っぽい来週。楽しみすぎてチョコドーナツ待機。

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つり球 メタルキーホルダー ユキ
つり球 メタルキーホルダー ハル
つり球 メタルキーホルダー 夏樹
つり球 メタルキーホルダー アキラ
 意外にキャラグッズの立ち上がりが早い。下敷き、クリアファイル、定規、メタルキーホルダー。って、UN-GOとほぼ同じラインナップ……ということは、ノイタミナの基本セットか。
 文房具はともかく、メタルキーホルダーがなかなか可愛い。全員よいかんじですが、ことにアキラは反則でしょう。っていうかタピオカが反則でしょう。タピオカかわいいよタピオカ。金魚鉢持ってるハルもかわいすぎる。ココかわいいよココ。

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