アクセル・ワールド#4「Declaration;告白」
事態は急展開。
そういえば、黒雪姫の言動や指示以外の部分で物語が進行するのは、これが初めてのような。今までの三話分、若干閉塞感があったのは、そのせいかなあ。
主導権をすべて黒雪姫が持っていたので、春雪ならずとも、主人公は駒のひとつとして動かされているだけ、という感覚があったというか。
そんな印象のあったところに、黒雪姫の想いの在り処、春雪の決意が描かれて、ぐぐっと熱を増した感。
ヒロインが主人公をかばう、という、オーソドックスな展開に、加速世界の有り様や高ランクプレイヤーゆえのアドバンテージという要素を入れて、世界観をきっちり押し出してきたところも、なにやら面白かった。
病院に収容されてからも、むしろ病院で治療中だからこそ、狙われる危険がある、というのも、同じく独自の面白さを感じさせてくれます。
それにちゃんと気づき、守ろうとする春雪。有能じゃないですか格好良いじゃないですか。ラストはなかなか燃えでした。
今回は、メインキャラ達の人間関係や感情が大きく揺れ動いたことで、感情移入して見ることの出来るシーンがたくさんあった気がします。
やきもち焼き焼き黒雪姫せんぱい可愛いよ、とか、ネガティブネガネガ春雪くんネガティブだよでも共感しちゃう同じデブとして！とか（あっ）、千百合せつないよでも本当に割り切れてるのか不安だよ、とかとか。
あとは拓武の思考だなあ。何を考えているのか、これまで殆ど描写されていないので、次回で本音を吐露してくれること、春雪と正面からぶつかりあってくれることに期待です。
恋愛部分は今回だいぶ満たされたので、次は友情部分を。ぜひぜひ。
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ジャンルがシミュレーションゲームとなっているんですが、対戦アクションなネットゲームで出しても面白そうなのにね。作中のゲームシステムを完全再現とかしたら、燃えるじゃないですか。永遠にレベル10になれないかもしれないけれども。
