坂道のアポロン#3「いつか王子様が -Someday My Prince Will Come-」

 きゅんきゅんする恋愛模様が繰りひろげられまくり。
 りっちゃん可愛いなぁりっちゃん。
 薫おとこらしいよ薫。
 そんな素敵な第三話、でありました。

 本格的な四角関係突入。いやまだ百合香については保留状態ですが、完全に一方通行な薫→律子→千太郎→百合香、の図式。
 誰も悪くないのに、誰かが悲しい想いをする、という、もうほんとに初々しい青春しやがってこのやろ!でもしんどそうだな頑張れ!という、完全な見守りババア状態で見てしまいます。

 ところで、何度も言っていますけれど、私は原作既読ですが、さらっと読んだだけで細部は覚えておりません。が、それでも、物凄いスピードでかっ飛ばしているなぁという感じはしました。
 少女マンガらしい細やかなエピソードの描き込みを、結構ずばずばと落としていってる。
 けれど、軸となる部分はブレずにしっかり追っていることと、画面の密度が高いおかげで、急いでいる感はあっても、物足りない感は無い。1クールへの落とし込み、これなら大丈夫かな。

 そして、期待にこたえてくれます。魅せてくれます。
 演奏シーン。

 セッションでの、本当に楽しそうな和解シーンもさることながら、やっぱり今回は薫のピアノによる「いつか王子さまが」に尽きるでしょう。
 演奏とともに、薫の想いがとてもストレートに、照れくさいほどピュア(って単語が既に照れくさい!)に、伝わってきました。
 回想での譜面起こしは、手書きの優しさがまず素敵であり、さらには書き込まれた言葉が、演奏に対するものでありながら、律子に対する気持ちとも重なっている。

 序盤の名シーンとして、きっと後からも数え上げられるのではないかしら。などと思ったり。

 しかし鈍感りっちゃん、というか自分に自信が無さ過ぎるりっちゃん。それが逆に、ストレートな告白を生んだのでしょうけれども。見ている方はニヤニヤ出来ますけれども。

 ああ、いいなあ。青春だなあ。

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 OPは5/2発売予定。うん、YUKIってね、るろ剣「そばかす」の恨みは多分一生忘れられないだろうと思っていたんだけどね、作る曲は好きなんだよね。無理矢理なタイアップ企画のほうを恨むべきだよね。
 歌そのものも素敵だけど、OPでのラスト近くのトランペット(なのかな?)が凄くいいんだよなぁ。購入予定。DLかもしれないけれど。

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