輪廻のラグランジェ#11「鴨川絶対防衛ライン」

 さすがに最終回手前(いや実際には1クールラスト手前ってだけだけど)盛り上がっております。
 ロボット戦も、ここまでの鬱憤を晴らすかのような本気っぷり。張り巡らされた伏線を拾い集めつつの構成。

 まどかの気持ち、ランとムギナミの気持ち。三人揃ってこそのジャージ部、田所やアステリアの逡巡。ヴィラジュリオとムギナミ。
 個人的にはイケメン三人組の出撃でだいぶ盛り上がった、んですが、思ったより地味な活躍で残念。しかも守りきれていないし。あー。

 しかし、面白くはあったし、ジャージ部の人文字のあたりではうっかりじわっとしたりもしたんですが、全体にどうにも薄味に感じられるのが不思議。
 多分、シリアスとユーモラス、鴨川と宇宙、ジャージ部とファロス。対立構造、もしくは対照構造として描写されてしかるべき要素が、全体に消化不足だったためかな、と。
 10話かけて足りていないとか、これまた不思議なんですが……。
 作品全体の爽やかで明るいテイストが、これは美点でもあるのですが、深刻さを減らしてしまうことにより、物語としての重量感が無くなってしまっているのかも。
 その上、個別エピソードが、ギャグにもシリアスにも徹しきれず、毎回どうも薄かった。これに尽きます。

 分割2クールって、まだまだこなれていない手法だから、難しいとは思いますが。ましてやオリジナルアニメだし。
 だからこそ、構成にはもう少し気配りが欲しかったかなぁ。

 いっそ2クール目は思い切りシリアスにしちゃってもいいのよ?そして三人組&三人組の共闘はやく。はやくー。

 なんだかんだで、まだまだ期待しています。

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 BD3巻、ジャケットはムギナミさん。オリジナルアニメは、BDが売れてなんぼの世界なのが厳しいな、と。鴨川推してる場合じゃないぞ、と。クローズアップ現代見ましたけど。だいぶ偏った情報ながら、ラグランジェについては、いろいろと思うところあり。

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