機動戦士ガンダムAGE#23「疑惑のコロニー」
潜入捜査中のウルフさんを見ていて、なぜか「年寄りの冷や水」という言葉が頭をよぎりましたスイマセンスイマセン。
なかなかぎっしりと中身の詰まった回で、見応えがありました。見終わった後に充足感があるというか。
問題は、その「中身」の殆どが、けっこう唐突に感じられるものだったこと、なのですが。
グルーデックの釈放、ソロン・シティの陰謀、アセムとフリットの確執。
グルーデックはアバン使用ということでいいとして、アセムの「一般市民を傷つけちゃダメダー」は、フリット編と重ねているというより、薄っぺらい理想を口にしているだけにしか見えず。まあ、それも狙ってやっているのでしょうけれど、もう少し、アセムというキャラクターならでは、アスノ親子ならではの対立軸を用意して欲しかったなぁという。アセムの無意識下にはXラウンダー関連でのコンプレックスがある、のかもしれませんが、だったらそっちをもっと押し出してくれれば……。来週、そのへんやるのかな。どうなのかな。
ソロン・シティについては、部品を解析したらすごいことがわかったぞ！に、まず見ていてズッコケたわけですが。今まで気づかなかったのかよ、とか、潜入に対してどんだけザルなんだよ、とか。
しかし、それらのぞんざいさも、ラスト近くのシーンで、一応（？）深謀遠慮の存在がにおわされ。また地球圏のごたごたがどうたらこうたら、なのかー。グルーデックの登場から始まったのも、それを示唆していたのかな。深いようで浅くなるから、この展開好きじゃないんだけど。
相変わらず、細かい部分での説得力が足りなくてのネタアニメ風味は抜けませんが、最近はそれなりに面白く見ています。アセムはいろんな意味で気の毒で同情しちゃうし。ウルフさんはおいしいとこ取りすぎでニヤニヤしちゃうし。
ツッコミはキリがないので、なるべく素直に見るようにしたい……でもつっこんじゃう！くやしい！
そんな気持ちで。
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3巻のジャケット、なんだかいまひとつ……うん。レビューに、マッドーナの奥さんの台詞を取り出して熱く語って（批判して）いるものがあり、なかなか興味深く読みました。というか、私は見ていて、ああいつもの上滑りする「イイセリフダナー」なんだな、としか思わなかったので、ここまで深く考察する人がいるとか、逆に感動してしまった。
