夏目友人帳 肆#11「一枚の写真」
やっぱり、しっとり系で締めていくのかな。嬉しいです。
一枚の写真、というサブタイトルがシンプルながら美しい。ちょっとした横道として、押入れの中に友人との写真を貼り付けている様子を描いているのがまた、アクセントとしてすごく良い味を出しているんだな。
どれだけ大切に思っているのか。友達のあんなところを見つけちゃったら、てれてれになってしまうよ……。
大事なものなのに押入れに貼ってしまうあたりと、大事なものなのに失くしたことを黙ってしまうあたり、夏目らしい奥ゆかしさ……というか、なにごとについても遠慮しすぎる性格が滲み出ていて、見ているこっちがもどかしくなってしまう。
けれど、いずれもちゃんと友人達は気がついてくれるのが、しみじみ。いいなあ。友情とか青春とか、そういうものじゃなくて、人と人のあたたかな繋がり。
もちろん、ニャンコ先生を筆頭に、あやかしも含めて。
夏目が一歩退くぶん、しっかりと一歩踏み込んでくれる。信じて見ていられるこの嬉しさよ。
だから、実家についても、きっと大丈夫だろうな、と思えます。
これについては、誰よりも、藤原夫妻が居てくれるから。
それにしても今回の塔子さんのかわいさは異常だった……ためらい、とまどい、心配する、基本的に思わしげな表情が多かったけれど、すべてにおいてとても美しく愛しく感じられたのは、その下にある思いやりの心、夏目を想う心が、はっきりと透けてみえるためでしょうか。
実にまあ、真ヒロイン。かもしれない。
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なにこれ可愛い。というかですね、毎回のアイキャッチのイラストをそのまま全部ミニジグソーにしちゃってもいいですよね。
ニャンコ先生週めくりカレンダーを迷った挙句に買わなかったことを、今になって若干後悔しています……。
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