アニメ化して欲しい作品・その1

 視聴アニメの放映が無いので、だらだらトークでも。お題のとおり、アニメ化して欲しいなー、でも難しいかなー、でもして欲しいなー、と思っているコミック・ラノベについて、つらつらと語ります。
 その1とつけましたが、一応不定期でネタとして上げようかな、と思っています。

 『まじもじるるも
 作者:渡辺航
 講談社シリウスKC

 現在、無印が全7巻、魔界編が1巻まで発売中。とは言え、ストーリーは完全に続いてるので、無印から読まないと意味不明かと。
 渡辺航というと『弱虫ペダル』が有名ですが、個人的にはこっちの方が好きだったりします。だって、るるも可愛いし。るるも可愛いし。るるも可愛いよるるも。
 そして、主人公の柴木は、いい感じの欲望剥き出し+根はお人好し系で、見ていて楽しい&清々しい良キャラクター。今期アニメで言うと、HDDの主人公みたいな感じでしょうか。

 基本的には、萌え系の学園ラブコメ。修行の為に人間界へやってきた魔女のるるも。柴木は、るるもから魔法のチケットを得て、好きに使えるようになる。
 けれど、このチケットを使い切ったら、持ち主には死が待っており、修行は完遂出来ない。しかし、チケットを使い切らせなければ、るるもは一人前の魔女になることは出来ず……というのが、基本設定。
 ちなみに、お約束で、るるもは柴木の家に同居します。妹設定で。しかし、もうひとつのお約束展開である転校生として登場!はせずに、なぜか学食のおばちゃんとして(おばちゃんじゃないけど)アルバイトを始めてしまうあたりが楽しい。

 ポイントは三つあり、まずひとつは、主人公の柴木は、ヘンタイ呼ばわりが定着してるエロエロ魔人として有名であり、己が欲望のままにうっかりチケットを使いそうになるという、いわゆるエロスとタナトスのせめぎあいがデフォであること。
 ふたつめは、しかしツメが甘い&お人好し属性ゆえに、えっちぃことを考えても(と言ってもきわどいものじゃなく、ぱんつがーとかぶらじゃあがーとかそういうレベルですが)なにがしかの邪魔が入ってうっかり「いいこと」にチケットを使ってしまい、イイハナシダナーなオチになることが殆どであること。
 みっつめは、前述の条件(チケットを使い切ればるるもは晴れて魔女になれるが、柴木は死ぬ)を、当事者の一方のるるもが、知らないこと。

 他にもまあお約束のノリノリな友人達、いろんなタイプよりどりみどりな女の子のサブキャラ&ゲストキャラ、普段は可愛いが時にサイコに変身する母親、るるものお付きの黒猫等々、画面はにぎやかで可愛くて、ほのぼの&可愛いお色気(健康的すぎてあまりえろくないけど……)も楽しめる、上質のコメディ。
 なによりも、るるもが可愛い。基本的に無口で無表情、感情を表に出すのが下手だけれど、それは極端に恥ずかしがりやであるため。本当は誰よりも優しくて、純粋で、素直で。
 で、いい子すぎるがゆえに、魔法のチケットの真実を知ってしまったらどうなるか。魔法のチケットが使い切られたら、どうなるか。

 にごして終わったり、なぁなぁで現状維持で終わったり、という安易な道に行ってしまいそうなところを、無印最終巻である7巻で、きっちりと話を動かしてしまいました。
 いやあ、びっくりしたなぁ。ほんと、びっくりした。そして、魔界編の第1話の容赦なさにも、驚かされました。
 この先いったいどういう方向に走っていってしまうのか……。

 と、まあ、なんか普通に紹介になっちゃってますが。アニメ化したら、すごく映える作品でもあると思うんですよ。るるもの可愛さ、サブキャラの可愛さ、主人公の好感度の高さ。ちょっとえっちで、だいぶ切ない。
 とりあえず深夜アニメとして1クール、序盤から中盤のラブコメ部分だけでも、どうですか。どうなの。ねぇ。

 ほんと、アニメ化しないかなー……。

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まじもじるるも(1) (シリウスコミックス)
 レビューの数は少ないけれど、高評価多し。ちなみに1巻と2巻は同時発売でした。2巻のラストに収録された話が、ちょっと……いやかなり切ないものだったので(後の伏線にもなっている)、同時発売も有りかな、という。連載は月間少年シリウスにて。
 シリウスはね……少し前まではだいぶ好きな雑誌だったんですが、気に入っていた作品が軒並み終了しちゃったからなぁ。

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