未来日記#18「混線」
前半、由乃の過去エピソードで、なにか重大な事実が明かされるかと思いきや、わりとあっさりと。いやいや由乃の境遇が語られたことは、大きいですが、日記を手にするに至る描写があればなあと思ったので。
由乃が雪輝に執着するに至った経緯。もともと、いろいろとアバウトなこの作品ではありますが、由乃の想いについては妥協無しで何度も何度も、多方面から補強が為されて、説得力を持たせています。
とにかく、作品全体の核となる部分ですから、どれだけ描写してもしすぎるということはないのでしょう。
それでいて、由乃が日記所有者となった経緯については(おまけのムルムルコーナーでも)完全にスルーされているのは、だいぶ意味ありげ。本当に核心、なんだろうか。どんな秘密が。そして三体目の遺体の正体は……。
後半は雪輝さんちの家庭崩壊。
どうしようもなかった父親との、一転しての和解。しかしそれも、虚しくも失われて。
父親がけじめをつける覚悟を見せたシーンは、もう少し強めの演出で見たかったなあ。説得力がもっともっと欲しかったです。
ともあれ、母親のみならず父親をも亡くした雪輝が、ここでいよいよ立ち上がる、のか。
でも、どうなんだろう。
神になれば皆を救える。
救うために、殺す。
どうなんだろう、ね。
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正直、さくっと原作を読んで、終わらせてしまいたいような気がしてきています最近。なんだか見ていていろいろと辛すぎて。
序盤の丁寧さ、醸し出される緊張感も、薄れてきてしまっているし。うむむむ困った。困った困った。
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