夏目友人帳 肆#4「代答」
シンプルだからこそ、心に強く響く。
夏目友人帳という作品の魅力は、やっぱりこういう、切なさを残しつつ、笑顔になれるような、そんなエピソードにあると思うのです。
しかし、単なる「いい話」じゃない、アニメのアニメとしての地力を見せつけられた回でもありました。
演出と作画のレベルが物凄く高かった。全体の流れも、細かい部分も、きっちりと目の行き届いた感があり。
そして、この作品において良いなあと思うのは、なにげに凄い作画であっても演出であっても、決して独善的なものにならず、あくまでも「夏目友人帳」という作品の世界を表現することを第一に置いている、と感じ取れること。
原作を尊重し、けれど縛られすぎるわけではなく、さりげなくふくらませることもしている。
そういえば今回は、いいひと……いいあやかししか出てこなかったんだなあ。いやまあ裏切って結婚した男は微妙にどうよって思うけれど、過去の人物であるし、家を守るため、やむを得ず、といった感じだったし。
あやかしの方は、ヨビコの渋格好良さ、てれてれ可愛さに、思わずめろめろぴー。夏目を抱えて駆ける場面、うっかりにやにやしてしまった感動の最中なのに!もう!
カリカミも話の分かるよきあやかしさんで、見ていてほんと、ほっとする。楽しい。
キャストの素晴らしさとも相俟って、良エピソードというか、夏目アニメ傑作選を作るなら外せないだろうという珠玉の出来でありました。
こういう話の方がやっぱり嬉しいなー。
四期、この先どういう方向に進むんだろう。
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なにこれ可愛い。ってプライズがマケプレに出品されているのかー。ニャンコ先生を足蹴にしたい。ふみふみ。あったかそう。ふみふみ。