境界線上のホライゾン#9「高嶺の花」

　賢姉の本領発揮。いろんな意味で。
　それにしても、おおきくて、よく揺れるものですねぇ。さすが。

　……え、髪の毛の話ですよ？何か問題でも？

　二代と喜美の戦闘、というか、相対と呼ばれるものですね。この作品での言葉に則ると。
　ここまでついてきた視聴者であれば、原作未読でも、蜻蛉切についてはある程度分かって見ているわけですが（どうでもいいけど原作まだ読み終わっていませんアニメに追いつけていませんスイマセン1巻下巻の序盤です）、喜美については、どのような能力を持っているのか、まるで知らずにいたわけで。
　しかし、とても「らしい」……このキャラクターらしいし、この作品らしい戦い方であった、と思います。

　挿入された姉弟の過去エピソードがまた、良かった。
　今の時点でのトーリからは窺い知ることの出来ない彼の内面と、ホライゾンへの真摯な思い、そして喜美の葛藤をも、短い時間の中で徹底してシリアスに、逃げずに、描いてくれました。
　こりゃ思い入れずには居られないなあ。

　ラスト、全員が階段を降りていくシーンのカタルシスは、実に素晴らしかったです。
　すべては整った。ここからは、自分達の意志を、自分達の意志として、貫く。
　見守る麻呂麻呂や、正純の父や、オリオトライ先生や。そのへんの大人キャラたちも、さらりと、けれどきちんと描いてくれて、なおさら感慨も深まる。
　果てに、酒井が待っているとか、どうなの。やばいです何故でしょう全然お涙頂戴なシーンでもないのに、妙に涙腺が緩んでしまった。

　特殊EDもまた感動的でした。
　いずれにせよ選んだのは戦いの道。次回からは怒涛の展開が待っている、のでしょうか。
　ほんと楽しいです。楽しみです。

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境界線上のホライゾングラフィグ 071 葵・トーリ
 境界線上のホライゾングラフィグ 072 ホライゾン・アリアダスト
　なぜかグラフィグの発売予定が。このシリーズ可愛いんだけど、実際作ってどこに飾るかという問題が……うう。フィギュアにせよ何にせよ、飾る場所が欲しい。広い部屋が欲しい。