境界線上のホライゾン#6「告白場の代弁手」

 鈴さん可愛すぎ鈴さん。
 作文の朗読が始まり、鈴の声(悠木碧の)に切り替わったあたりで、もう脊髄反射的にじわっと来たんですが、これは何だ。なんなんだ。
 過去回想、卑怯だなあ……。
 小さい頃の鈴、ホライゾン、そしてトーリ、みんな可愛すぎるですよ。

 それぞれの感情の綾。生きていた過去があって、今がある。そこから、未来へと繋げていく。なんでかなぁ。前にも書きましたが、この作品、本当にキャラクターがちゃんと生きている。設定量が物凄い作品ということは知っていますが、それが単なる紙の上の箇条書きではなく、ちゃんと描写として打ち出されている、ってことだろうな。

 全体に、派手な戦闘はありませんでしたが、話が急速に動き出しているのが実感出来て、たいへん面白うございました。
 主人公側の動機や、実際の行動へと至る過程を、丁寧に描く作品は大好きです。
 同時に各陣営、というか、分散させられた極東の人々の動きもきっちり追って。

 軍事モノでありつつ、学園モノでもあり、青春してるし、ラブもあるし、異能もあるし。
 そこに政治劇っぽい要素も絡んでくるあたり、実に贅沢なごった煮。
 正純の微妙な立ち位置がまたおいしいなあと思うわけです。主人公達から見ると多分に異分子であり、味方の中の「味方ではない」かもしれない存在。しかし、個としては、ホライゾンの友人である。
 過去の経緯もいろいろとあり、複雑きわまりない心境だろうなあと思うと、もうもう。

 んーむ。次回以降も楽しみです。
 ……ちなみに原作、読み始めました。現在はまだ上巻の途中ですが、来週までには読み終えるでしょう。
 読んだ後に観て、感想がどう変わるか、自分でも楽しみです。はい。

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 思えば原作の表紙も1巻上がP-01s、1巻下が正純。順番が合っていますね。まあこの先は変わるだろうけれど。3巻は誰になるかなあ。
 でもって、特典のキャラコメ(原作者書き下ろし)につられて、うっかりぽちってしまいました。公式サイトで試聴したらえらい面白かったんだもんよー。あーああーもうー。しかも声優陣のコメント「過酷でしたがやりきりました!」ばっかりで、あーああーもうー期待するしかないじゃないか!