ラストエグザイル-銀翼のファム-#4「Dubious move」

　一期は未視聴なのですが、ちまちまと情報を探してみるに、今回出た女性の軍人さんっぽい人は一期のキャラなんですね。
　しかしどこの陣営なのか、どういう目的を持っているのかは、全然分からなかった。今後明らかになっていくのでしょうけれど。

　ファムの天然ひとたらしがミリアに及ぼす絶大なる効果、続行中。
　実に主人公として正統派な。
　現時点で、物語の立脚点となる事象がすべて、基本的にファムの行動により起こされているのが良いなあと。大きな戦争の波間での立ち回りなんだけれど、そこでただ揉まれるだけではなくて、ちゃんと次の波への布石になっている。
　しかもその原動力がとてもピュアな心の在り方なのがイイ、という。

　この作品、とりあえず現時点で、ヒロイン三人組がみんないい子で、みんな言動が変な方向にブレることが無い、感情移入できる「まっとうな感性」の持ち主である、ということが魅力。
　この最後の要素が、私にとって、凄く大事なんだな。多分。だから、今後崩れることがありませんように、と祈っております。

　タチアナの提案と、それを受けて立ったファムと。
　小気味良い、しかし次がちゃんと気になるシーンで締めてくれるのもイイです。

　ピンドラで不安定な気持ちになった後に見ると、実に清涼剤なのよね……うん。

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ラストエグザイル‐銀翼のファム‐１ (角川スニーカー文庫)
ラストエグザイル　‐銀翼のファム‐　（１） (角川コミックス・エース 349-1)
　メディアミックス、いろいろ。というか小説版と漫画版の両方が出ているって、どんだけよー。
　設定やキャラクターの心情補完に、わりと役に立つかな。ちょいと興味津々。でもその前に一期が見たいですが。
　しかし……漫画版の表紙、あざとい。あざといぞ！