UN-GO#4「素顔の家」
この作品が昨今ちょっと損な作りをしているなぁと思うのは、例えばツイッターや2chスレで実況しながら見てしまったりすると、おそらく作品の意味や意図は到底汲みきれないところ。
ヘッドフォンで正座視聴して最後まで見て、さらにリピート、各考察や公式サイトを参照してから、三回目の視聴。そのへんで、やっと、味わいつくした感になる。
じっくりと噛み締めて視聴したい大人向けです。
様々な謎を残した前回の引きから、どう来るかと身構えて見たら。なんだかやっぱり二話構成でも詰め込み詰め詰めな感じなんだな。もうこれがデフォなのかな。おかげでやっぱりおさらい視聴必須だぞ。
死体の正体については、若干アンフェアな気がしないでもないですが、もともとがちがちの本格というわけでもなし。それよりも意表を突かれる真実が山盛りで、ええぇえ、ええええぇぇぇええ、と思いながら、画面から溢れ出る情報量の多さにひたすら翻弄されておりました。
風守の立ち回りから、多久の正体、駒守の真実。戦争におけるあれやこれや。過去の傷。
新十郎の語る「正しいこと」と「人間」の定義には、素直に感動というよりも、耳が痛い。と思ってしまう。汚れ堕落した大人ですから。
……でも、魅力的。
風守のガチ可愛さといい(松本まりか声は卑怯だろー)なのにぬいぐるみ状態でえろいことしようとするあたり(新十郎さん固すぎて素敵)とか、アレな意味での見どころも満載。
いや、なんか、面白いですよ。このごった煮感。
見た目の「オサレアニメ」っぽさをかっ飛ばして、ヘンなアニメになりつつある。ような気がする。
気に入りです。
◆amazon link
UN-GO 第1巻 初回限定生産版DVD
BDはなぜか画像がキービジュアルのままだったので、DVDのほうを。これが初回版パッケージなのかな。よいかんじです。
第1巻は1月27日発売予定で、2話収録。以後は3話ずつ収録で、全4巻になる模様。お財布にやさしい3話収録、ぐっどですよ。
映像特典に因果日記(公式サイトにあるミニFLASHアニメ)が収録されるってことで、ちょっと揺れる……ちょっと欲しい。