ベン・トー#4「豚肉生姜焼き弁当 852kcal」

 なぜここに特殊OPが!
 あやめは特別扱いヒロイン扱いということでよろしいですか?

 というか主人公と普通に良い雰囲気になっていて、なんとなく意表を突かれた。
 でも普通の萌えラブコメで感じるどうしようもない居心地の悪さを感じないのは、作品の特異性もあるでしょうけれど、いとこ設定という巧妙さもだいぶプラスに働いているような気がします。
 序盤のネタいぢりシーンが、ラストシーンでしっとりしっぽり(しっぽりちゃうわ)伏線として回収されていたことには、思わず感動。
 あやめ可愛いじゃないかあやめ。でも割り箸は大切にしようね。

 あやめヒロイン化ブーストの一方で、先輩はクール先輩ポジションをきっちり保って、これはこれで魅力的。白粉さんは小説の内容が明らかになり(まあ視聴者にはバレバレでしたが)ネタキャラポジションをワンステップアップ。白梅さんは……もういいや。何のために居るキャラなのか、未だに分からないんですが、サービス誘因要員ということでよろしいのかしら。
 とりあえず主人公が理不尽に痛めつけられるのは、ギャグとはいえ見ていて痛々しいので、あんまり過激にやらないで欲しいなーとか思うのですが。

 と、ヒロイン勢のキャラが固まる一方で、なにやら組織めいた存在も出てきましたが、まさかシリアスになるのかしら。いやシリアスって言っても、所詮は半額弁当の奪い合いだからなー。あんまり緊張はしておりません。良い意味で。あくまでも良い意味で。

 ともあれ、毎回お気楽に見て、あー楽しかった。と思えるアニメは、昨今貴重です。助かっています。なにが?なにかが。

amazon link

ベン・トー サバの味噌煮290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
 珍しくまともに原作の文庫などを貼ってみる。レビューがなかなか賛否両論、というか、評価が低いレビューを見ると、半額弁当奪い合いバトルという基本設定に乗れない人&登場するおんなのこは主人公ラブラブでなくちゃ満足できない人が殆ど、かな。そういう方は多分アニメ版も合わないでしょうね。