境界線上のホライゾン#5「月下の卒業者」

　すいません原作まだ読めていませんすいません。
　この第5話で原作1巻の上巻消化とか聞きました。うわあ……凄い……プロローグ。
　このまま原作未読で見ていくのも面白そうだなぁ。でも今読まないとこの先読む時間を取るのが難しそうだしなぁ。悩める。贅沢な悩み。

　やっとストーリー全体の構造が繋がって見えてきて、たいへんエキサイティングでありましたよ面白うございました。
　どこがどう対立しているのか、どういう力関係になっているのか。それが判然として来たことは幸い。なぁんだ原作未読でもちゃんとお話わかるじゃないかうはははははいや未だどの陣営がどうとか全部把握出来ていないしキャラの名前も半分も覚えていないけど。

　オヤジキャラがきちんと格好良いのは素晴らしいです。わたくし年を取るにつれて安易なオヤジキャラの退場が我慢ならなくなってきているんですが（00とか酷かった。あれは生かして次へ伝えさせるべきことが山ほどあったのにアフターフォローもほぼ無しだし）今回については納得の行く退場劇。
　それぞれにきちんと信念を抱え込み、抱え込んだがゆえに朽ちていく。そんな気構えが充分に感じられました。
　渋格好良い。そんなキャラ、最近は絶滅危惧種ですからねぇ。ええ。若者キャラを引き立てるための添え物じゃない大人キャラ、稀少種ですからねぇ。ええ。

　鹿角との一連のやりとりも、ほんの短いシーンながら、情感たっぷりに描かれていて、とても良かった。ちゃんとそこに積み重ねてきた時間、歴史というものが感じ取れる。何よりも、安易な回想シーンを用いることなく、現在の時間軸上できっちりと表現したことに、敬意を表するのです。
　エンディングには思わずじんわり泣けたりしたし。

　一方、ようやっと主人公組が話に関わりはじめて、こちらもまた見応えありの描写。トーリみたいなキャラが必死になるのって、だいぶツボなんだよなー……うん。正純みたいなキャラが面倒くさいところを被るのも、やばいくらいにツボなんですよー……うん。

　物語がここに至って、極めて王道の「ヒロインを助けるよストーリー」に集束した（するんだよね？）のは素晴らしい。
　感情移入たっぷりに見ていけますわよ。
　この先の展開に期待大。です。

　……それにしても、原作いつ読もう。

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TVアニメ 境界線上のホライゾン エンディングテーマ-Side Ariadust-　「Pieces」
　エンディング二種。普通に二種類あって使い分けていくということなのかー。しかしこのジャケットは販促もとい反則（あっどっちでも合ってる気がする）でございましょう。両方欲しくなる……。