Fate/Zero#5「凶獣咆哮」

 どうでもいいことだけれど、Fate/Zeroを見る時、わたくし部屋の電気は消しています。画面の隅々まで良く見えるよ!でもきっと視力がさらに落ちるよ!やったね(自粛)
 雰囲気が出すぎて、場面によっては怖いですが。キャスターの登場シーンのあたりは、本気で怖かった。びくっとした。

 それはともかく、大きく場の動いた第5話。多くのキャラクターが登場し、対峙し、会話を交わし、また登場せずとも対峙せずとも動きを見せ、次の一手に繋がる線が張られ。

 見応えありまくりの第5話でした。サーヴァントさん大集合。
 原作未読に加えて、ネタバレはあまり見ていないため、どこで誰が登場するということも全然知らずに居たので、ええっ金ぴかさん出てくるのそりゃ出てくるよなあんな挑発されたら、とか、ええっバーサーカーさん出てくるの雁夜おじさん大丈夫なの、とか。いちいちひとりで盛り上がってしまった。

 しかし、緊張感漲る中にあって、ウェイバーの和みっぷり。おかしいだろこれ……のび太と呼ばれているのは納得だけれど、ドラえもんが能動的すぎると、実際こうなるのかもしれない。しれないったら。
 Fate/Zeroあんしんのヘタレ萌え枠。えっあんしんしていて良いんですか?だめですか?なにもかも分からない原作未読。
 ケイネスが登場した時にも、うわっ来たよーと思ってしまった。何って、ウェイバーとの因縁を忘れていない(そりゃ忘れないか)で拾ってくれたことが、なにやらぞくぞく来ましたよ来ましたワー。

 滾りまくりつつ、あっという間に見終わってしまいました。素晴らしい。土曜の夜らしい(?)。

 そして、激しい戦闘の後に見るEDの一枚絵たちの切なさは異常。すべて元ネタがある(歴史上の彼らの)イラストとなっているので、見る人が見ればあっという間に真名が判ってしまうわけですが。
 いずれにせよ、ものがなしい。
 喪われてしまった時間の切り取り。

 Fate/Zeroそのものが、前日譚であるがゆえに、喪われた時のなかの、喪われた時という入れ子構造でもありますね。

 そんなことを考えていると、ひたすら豪快なライダーが、殊に見ていて辛くなったりするけれど。

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