輪るピングドラム#16「死なない男」

 夏芽さんちの家庭の事情が明かされて、よしよし。
 こっち方面にも思い入れを持って見ることが出来るようになった。

 今でも、「なつめまさこ」というネーミングには首を傾げざるを得ないし、キャラクターとして決して好きなタイプではないのですが、一個の……人格ならぬ「キャラクター格」として、魅力を放ち始めたことは、大歓迎なのです。

 この作品、どいつもこいつも性格が複雑骨折むしろ粉砕骨折したようなキャラクターばかりですが、必ずどこかに脆い脆い弱みを持っていて、それがキャラクターとしての隙、イコールで魅力に結びつく。
 見ていて深みを感じるのは、その部分。

 それにしても、第一話の掴みの素晴らしさから、視聴者を振り落とすストーカー話と紙芝居演出という試練、さらに問題の「95」関連を経て、話そのものの面白さがここに来てヒートアップ。
 サブキャラの掘り下げも順調に進んでいって、そろそろ多蕗あたりにも何か欲しいところですけれど。というかどのキャラも、もっともっといろいろ知りたいと思うんですが、そろそろ尺が不安。全何話だっけかなあ。

 でもって、今回はEDまで本当に楽しませてくれました。2クール目はもうどれが本来のEDやら分かりませんが、どれでもいいのかな。いいんだな。

 自由奔放。

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 ペンギンぬいぐるみ。卑怯だお前ら何故可愛いんだ。こうして並べると、3号の普通な可愛さが逆に際立つ気がします。でも2号はだいどころのくろいあくまに対抗する守護神様として崇めてもいいかもしれない。