境界線上のホライゾン#3「町中の遊撃手」

 少しずつ組み上がっていく物語と、明かされていく人間関係と。それにつけても膨大だまだまだ氷山の一角という雰囲気がぷんぷん。
 でも、なんか、面白いんだよねぇ。

 ちなみに第二話の放映後、原作の1巻上下を購入しました。が、まだ読んでいません。

 何が気に入っているのか、何に惹かれているのか。第三話を見ながらつらつらと考えていましたが、なんとなく、分かりました。
 登場人物がみんな真摯に「ものをかんがえて」いる。
 原作からして設定山盛りの作品だそうですが、その設定が、きちんとキャラクターの言動やスタンスに反映されているのではないかな、と。
 ゆえに、わかりやすい属性を所持したキャラクターであっても、見た目の属性で語られることはほんの僅かしかなく、むしろ内面にあるものが滲んで、多層的な造形となっている。

 アニメ化において、すべての設定を説明することは不可能でしょうけれど、表面には出さずともきっちりと踏まえた上で再構築することにより、人としての彩りが深いキャラクターになっているんじゃないかなー、と。
 それは背景世界についても同様で、分かりやすく開陳することはせずとも(というか不可能なのかも)、細々とした描写にはブレが無いので、ちゃんとそこに(設定されたとおりの)世界がある、と感じさせてくれる。

 んー、ちょっとなんつうか、褒め殺しになっているかもしれませんが。

 今回については、正純の逡巡や、トーリの言動、喜美の葛藤、そのへんがたいへん美味しくいただけましたので。ちょっと理屈っぽく、考えてみました。

 なにげに今期、だいぶ楽しみな作品になってきています。原作も早く読もう。読めるかな。来週まで、読みたいな。

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TERMINATED ( TVアニメ 境界線上のホライゾン オープニング主題歌)
 OPは10月19日発売予定。あれっということはそろそろフラゲ出来るのか。映像込みで、なかなか気に入っています。今期はなかなか良いOPが揃っているなぁ。