輪るピングドラム#14「嘘つき姫」

　ぐるぐるぐるぐる。
　キャラクターの立ち位置の変化が面白いです。

　ストーカーな頃は、苹果がこんなにけなげ可愛くなるとは思わなかったし、ゆりが文字通りの百合だなんて思うはずもなかった。なかった……！

　というか、ゆりがここまで病んだキャラクターで、こんなふうに関わってくるとは。いやそりゃOPでは思わせぶりで重要人物っぽく出てきてはいましたが、初登場シーンのさりげなさ（というか適当さ）からは思いも寄らず。苹果にこんな感情を抱いているなんて、思う筈もなく。うーむ。

　一方で、晶馬と苹果の確執あり、陽毬のダブルHに対する鬱屈あり、冠馬は眞悧相手にせよ真砂子相手にせよ黒服相手にせよ危ない橋を自ら崩しながら渡っているような雰囲気ありで、いずれも予断を許さない状況に。
　冠馬のみならず、登場人物全員が、崖っぷちでダンスを踊っているような、そんなイメージがわいてきたりして。
　この先、どうなっちゃうのか、混沌としてきました。というか本筋は何処にあるんだっけ……？

　個人的には、これだけ濃い内容だと、素直に楽しめます。アバンでまた歌劇シーンが出て来た時にはどうしようかと思いましたが、良い意味で裏切られました。

　この調子で2クール目、突っ走って欲しいものです。下手に遊び回とか入れなくていいのよ。いいのよ。

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　陽毬のおまもり。……おまもりひまり？
　って、それが言いたかっただけですごめんなさい一発ネタ！